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カフェインで寝れない問題。デカフェ対応のコーヒーチェーン店を調べた

妊娠中や体質など、さまざまな理由でカフェインが多く含まれた飲み物を避ける人が増えているようです。ネスレによると、カフェインレスのコーヒー市場はこの9年で約2倍に伸長。ネスレのカフェインレス商品においては、2019年に対する2020年の伸びは約1.5倍になっています。

私もコーヒーを常飲しているのですが、出産を境にコーヒーを飲むと寝れない体質になりました。普段は22時には眠くなるのですが、日中にコーヒーを飲むと夜中2時になっても全然眠くならないのが当たり前に。

緑茶やウーロン茶でも同じだったのでカフェインが原因だと思い、今はもうノンカフェインかカフェインの含有量が少ないカフェインレス(デカフェ)の飲み物しか飲んでいません。デカフェにすると夜きちんと眠くなるので、やはりカフェインの影響が大きいようです。

ネスレのカフェインレス商品は売上が伸長

デカフェ飲料を飲むときに困るのが、カフェでコーヒーを頼むとき。ほぼすべてのメニューでデカフェに変更できるお店もあれば、限られたメニューしか対応していないお店もあり、その対応はさまざま。

今回は、スターバックスやタリーズ、ドトールなど、各コーヒーチェーン店のデカフェ対応状況をまとめてみました。

なおカフェインレスとデカフェは厳密には定義が異なり、カフェインレスはもともとカフェイン含有量が少ないもので、デカフェは飲料からカフェインを除去したものを指します。お店によって表記が異なりますが、ここでは基本「デカフェ」を使用します。

スターバックス

・全店舗でデカフェ変更可(+50円)
・コーヒーのほか、エスプレッソメニューすべて対応

スターバックスは、通常のコーヒーメニューをデカフェに変更できるほか、スターバックスラテやカプチーノ、カフェモカなどエスプレッソを使うメニューもデカフェに変更できます。サイズは、ショート/トール/グランデ/ベンティの4サイズに対応。デカフェ変更に伴い50円の追加料金が掛かります。

デカフェ対応メニュー。ホット/アイスコーヒーのほか、エスプレッソを使うメニューも変更できます

なおスターバックス広報によると、店舗によっては対応メニューが異なるようです。またドリップコーヒー(ホット)の場合、提供までに10分ほど掛かることがあります。待ち時間を短縮したいときは、アプリからのモバイルオーダーがオススメ。

モバイルオーダーだと、どのメニューがデカフェに変更できるかもわかりやすく、レジ前で悩むことなくゆっくり選べるというメリットもあります。ちなみにUber Eatsではデカフェメニューは注文できません。

モバイルオーダーの注文画面。デカフェ変更できるかは、カスタマイズ項目から確認できます

タリーズ

・トールサイズのホットコーヒーがデカフェ変更可
・一部店舗では、カフェラテなどエスプレッソメニューもデカフェに対応

タリーズの場合、基本はトールサイズのホットコーヒーのみデカフェに変更できます。価格は通常のホットコーヒーから+50円の440円。提供時間も、スターバックスと同じように10分程掛かります。

基本はトールサイズのホットコーヒーのみ、デカフェに変更可

一部店舗では、カフェラテやカプチーノなどエスプレッソメニューもデカフェに変更可能。サイズも、ショート/トール/グランデから選べます。

どの店舗が対応しているかは公式サイトの「店舗情報」から確認可能。こだわり条件の「デカフェ・エスプレッソ」にチェックを入れると、対応店舗がわかります。

この店舗検索で調べてみると、都内218店舗中81店舗が対応しているようです。なお対応店舗では、カフェラテなどエスプレッソメニューはホット/アイス問わずデカフェにできますが、「デカフェのアイスコーヒー」といったメニューはありません。

タリーズ広報に確認したところ、アイスコーヒーを飲みたい場合は、「デカフェのアイスアメリカーノ」を頼むと最も近い商品になるようです。

コーヒー以外にエスプレッソメニューもデカフェに変更できる店舗。都内には81店舗あるようです('22年3月現在)

ドトールコーヒーショップ

・一部店舗でカフェインレスメニューあり

ドトールは一部店舗が対応しており、カフェインレスメニューとして提供しています。メニューは、コーヒー、カフェ・ラテ、豆乳ラテがホット/アイス両方、ハニーカフェ・オレがアイスのみカフェインレスに変更可能。

ホットメニューはいずれもSサイズのみ、アイスメニューはハニーカフェ・オレがM/Lサイズ、それ以外がS/M/Lの全サイズ用意されています。

一部店舗でカフェインレスメニューとして提供。コーヒーのほかカフェ・ラテなどを用意

対応店舗は「店舗検索」から確認でき、「条件で絞り込む」から、「ドトールコーヒーショップ カフェインレスコーヒー」にチェックを入れるとわかります。都内では358店舗中170店舗が対応しているようです。

なお、ノンカフェインメニューのルイボスティーは全店舗で提供しています。このほかドトールでは持ち帰り用として、カフェインレスの紙パックアイスコーヒーや、ドリップバッグコーヒーを販売しているお店もあります。

アイスコーヒーは1,000mlで540円とドリンクメニューよりコストパフォーマンスが良く、外出先でなく自宅で飲むならこちらもオススメです。

対応店舗は「店舗検索」から確認できます
持ち帰りのカフェインレスメニューも用意

エクセルシオールカフェ

・一部店舗でホットコーヒーのみ対応

ドトールコーヒー系列のエクセルシオールカフェは、「エクセルシオール バリスタ」という店舗のみカフェインレスメニューに対応しています。メニューはホットコーヒーのみですが、サイズはR/Lから選択可能。

エクセルシオールバリスタは全国に36店舗、都内に26店舗あり、こちらもドトールの「店舗検索」から確認できます。

「エクセルシオール バリスタ」がカフェインレスメニューに対応

ベローチェ

・デカフェ非対応。ノンカフェインメニューとしてルイボスティーあり

ベローチェは、コーヒー、エスプレッソメニューのデカフェ変更は対応していません。その代わり、ノンカフェインメニューのルイボスミントティーがホット/アイスともにありました。

ベローチェはコーヒーなどのデカフェメニューはありませんが、ノンカフェインメニューとしてルイボスミントティーを用意
アイスもあります

コンビニ大手はローソンが対応

カフェよりもコンビニのコーヒーマシンを使う人も多いと思うので、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマート、コンビニ3社のデカフェ対応状況も調べてみました。

その結果、ローソンの「マチカフェ」がカフェインレスメニューを用意していることがわかりました。コーヒー(ホット/アイス)、カフェラテ(ホット/アイス)をカフェインレスメニューとして提供しています。

店舗によってはカフェインレスメニューは提供していなく、対応しているかどうかは店頭のマチカフェメニュー欄から確認できます。

コンビニ3社では、ローソンの「マチカフェ」がカフェインレスメニューを用意

なおセブン-イレブンとファミリーマートに関しては、カフェメニューではありませんが、ドリップバッグコーヒーでカフェインレス商品を販売している店舗もありました。

カフェイン摂取を控えてる身としては、どのお店も何らかの形でデカフェメニューを用意してくれているのはありがたい限り。店舗によってはメニューが限られますが、今後拡大してくれることに期待したいと思います。