いつモノコト

吸水性・肌触り・速乾性の全てが魅力「ホットマンの1秒タオル」

ホットマンの「1秒タオル」

タオルは毎日使うもの。しかも顔や体など、肌に直接触れるものなので「なるべくいいモノを使いたい」というのが筆者の考え。これまでも今治や有名ブランド、ホテル仕様など、肌触りや使い心地にこだわってタオルを選んできました。安いモノをバンバン取り替えていくのもひとつの手ですが、私はいいモノを、愛着を持って長く使う派です。

そんな筆者が1年ほど前、とある取材で出合ったのが「ホットマンの1秒タオル」です。皆さん、「ホットマン」というブランドをご存じですか? 東京・青梅市で50年以上もタオル製造を続けているブランドで、純日本製、東京生まれのタオルをつくっているんです。しかも企画・製造・販売まですべて自社で行なっているというから素晴らしい!

緑のタグには1秒タオルの証、水滴のマークが

ホットマンでは実に多彩なタオルを製造販売していますが、なかでも気になったのが、この「1秒タオル」。1cm角のタオルを浮かべた時に、1秒以内で沈み始めるという驚くほど吸収性の高いタオルなのです。ちなみに日本製タオルの一般的な吸水性の基準は60秒以内というから、1秒はすごいですよね。そんな情報を聞いたら買わずにはいられなくなり、カラーバリエーションが豊富な「ホットマンカラー」の中からフェイスタオル(35×90cm、1,000円)を購入しました。

ホットマンカラーは全18色(ホットマン 公式オンラインショップより)

実際に使ってみると……非常にいい! まずはその柔らかさ。薄手なのに肌に触れた感じも心地よく、肌に押し付けただけでしっかり水分を吸収してくれます。

ゴシゴシしなくても水分がとれるので、肌にやさしい摩擦レス。濡れた髪を乾かす時にも良さそうです。冬の時期、風呂上がりに水分がなかなかとれないと一気に冷えてしまいますが、1秒タオルなら急速に水分を吸収してすぐに服を着ることができます。

柔らかな肌触りがクセになる

そして、隠れたすごさが、この薄さ。いいタオルは毛足が長いものや目の詰まったしっかりしたものが多く、収納する時にかさばってしまうのが難点でした。しかも乾きにくい。温泉宿でいただいたペラペラのタオルと比べると乾く時間は3倍くらいかかります。

でも1秒タオルは薄手でコンパクト。重ねて比べてみるとその差がよくわかりますよね。

上の薄いピンクが1秒タオル。下の濃いピンクはホテル仕様のタオル

しかも乾くのも早い。我が家は冬場、隣のマンションに日差しを阻まれてベランダの日照時間がとても短いのですが、それでもしっかり乾いてくれます。ホテル仕様のタオルはその後部屋干しをしないと乾いてくれないのに。

厚さはこんなに違うのに、どうしてこんなに肌触りがいいんだろう、ととても不思議に思います。毛足はホテル仕様のものより短めだし、薄くて頼りない感じがしますが、一度使ったら手放せないほど使い心地は最高です。1年近く使っても劣化はほとんど感じませんし、吸水性も落ちていません。まだまだ我が家の一軍タオルとしてがんばってくれそうです。

1秒タオルはサイズもデザインもバリエーションも豊富です。少しお高めですが、絶対に買って損なし。筆者はフェイスタオルの在庫をすべて色違いのホットマンカラーで揃えようと画策中ですが、懐事情もありなかなか進んでいません(笑)。しかし近々に大判のボディバスタオル(79×157cm、6,000円)を購入予定。皆さんも、このやさしい肌触りとストレスのない使用感をぜひ味わってみてください。

中野悦子