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iPhoneからMac、Vision Proまで Apple Intelligenceを強化する「OS 27」

アップルは14日、iOS 27、iPadOS 27、macOS 27など、各プラットフォームの最新OSを提供開始した。Siri AIや、次世代Apple Intelligenceなど多くの機能強化を行なっている。

Siri AIは「画面」などから文脈を理解・回答

最大のアップデートとなるのがAIアシスタントの「Siri AI」。英語でベータ版の提供を開始、日本での開始は10月を予定している。

Siri AIは、Apple Intelligenceを利用し、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Proに深く統合された新しいバージョンのSiriとなる。パーソナルコンテクストを理解し、幅広い知識、オンスクリーン認識を備え、システム全体で使えるアプリ内でのアクションを充実。より有能で自然な会話を実現できるようになる。

Siri AIはメッセージ、Eメール、写真などからパーソナルコンテクストを理解し、ユーザーがその時に必要なものを見つけられるよう支援。また、画面上のコンテンツに関する質問に答えたり、最新の情報をウェブから検索し、役立つ回答を生成するなど、テキストや画像を含めた応答を特徴とする。iPhoneのカメラアプリのSiriモードに組み込まれているため、ユーザーの目の前にあるものの情報を取得し、それに対するアクションを実行できる。また、ビジュアルインテリジェンスにより、iPhone、iPad、Macのユーザーは、画面上で見ているものについてSiriに質問できる。

「Siriで作文」では、必要なことを説明するだけで下書きを作成したり、自分が書いた文章をブラッシュアップできる。また、デバイス間で同期するため、iPhoneでSiriと会話を始めて、Mac、iPad、Apple Watch、Apple Vision Proで会話を続けられる。なお、13歳未満はSiri AIを利用できない。

Apple Intelligenceも強化

Apple Intelligenceも新世代に強化。写真アプリでは、空間リフレーム、拡張、アップグレードされたクリーンアップツールなどにより、撮影されたオリジナル画像を活かしながら、写真を編集できる。

画像生成の「Image Playground」は、リアルな画像など、多くのスタイルの高品質な画像作成に対応。また、画像メタデータと今後対応するSynthIDにより、ユーザーはAIで生成/編集された画像を特定できるようになる。

Safariにおいては、Apple Intelligenceがタブをトピックごとに自動的に整理したり、製品の再入荷や値下がりなどのウェブサイトの変更についてユーザーに通知。説明にもとづいてカスタム機能拡張を作成できる新しいツールも提供する。

また、ユーザーが企業に電話をかけると、通話コンテキストが確認コードや予約番号などの関連情報を表示してくれる。

子どもの「安全」を強化

子ども用のアカウント保護も強化。保護者は子どもがデバイス上でアクセスできるアプリをはじめから選択でき、あとから徐々に変更できる。「ウェブサイト閲覧のリクエスト」を使うと、子どもがSafariで新しいウェブサイトにアクセスする際に保護者からの承認を得るよう求めることが可能となる。

新しい連絡先についても保護者が承認できる。また、「コミュニケーションの安全性」では、共有される画像やビデオに残酷または暴力的なコンテンツが検出された場合に介入して、これらのコンテンツをブロックできる。

「スクリーンタイム」は、子どもの平均のデバイス使用量とよく使用しているアプリを一目で確認可能。専門家のガイダンスにもとづいて、エンターテインメント、ゲーム、ソーシャルメディアアプリの毎日の合計の許容時間を設定しやすくなる。また、スケジュール機能では、保護者が子どもがアクセスできるアプリを時間帯ごとに管理できる。


    【主な特徴】
  • 新しい子ども用アカウントのために推奨される重要なアプリが示され、設定作業が簡単に
  • 「ウェブサイト閲覧のリクエスト」を使うと、子どもがSafariで新しいウェブサイトにアクセスする際に保護者からの承認を得るよう求めることも可能になる
  • 「コミュニケーションの安全性」による保護が拡大され、ライブのFaceTime通話を含め、共有される画像やビデオに、ヌードのほか、残酷または暴力的なコンテンツが検出された場合、これらのコンテンツがブロックされる
  • 許容時間機能は専門家による研究にもとづいて開発され、子どもの年齢範囲に合わせて調整されているため、保護者にとって有用なスタート地点となる
  • 再設計されたスクリーンタイムでは、使用状況を一目で確認でき、ワンタップの操作でアクセスをすばやく調整できる

パフォーマンスも向上

パフォーマンスも強化し、iPhoneとiPadでは、アプリの起動が最大30%高速化し、撮影した写真の読み込みは最大70%早くなる。また、AirDropの転送は最大80%速くなる。iPadでは、ファイルのブラウジングと外部USBドライブへの転送が最大5倍速くなり、マルチタスキング時のウインドウ操作が改善する。

Macでもパフォーマンスを向上し、AirDropによる転送が高速となるほか、iCloud写真へのアップロードはより速く開始。スペースをスワイプして移動する時も、Mission Controlを使う時も一段となめらかになるという。Apple Watchでは音楽の再生が一段と高速になる。

接続性では、iPhoneとiPadで、携帯電話通信とWi-Fiネットワーク間の切り替えがシームレスになる。メッセージでは、通信速度が遅い時に大きな写真やビデオを送信しても、そのあとにテキストが送信できなくなることがなくなるという。検索も安定性を向上し、メールでは、新しいランキングシステムは、トップヒット内に関連性の高い結果を表示できるようになる。

Liquid Glassによるソフトウェアデザインも改良。「設定」の新しいスライダでは、ユーザーはLiquid Glassを超透明から完全な色付きまで好みに合わせて調整できるようになるほか、アプリのアイコンを鮮明にするなどの操作が可能になる。

そのほか、iCloud共有アルバム、ヘルスケアアプリ、Apple マップなども強化。Apple TVでは、Apple Musicでハイレゾのロスレスオーディオに対応する。