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ファミマ、ドリップコーヒーに「LL」追加 デザインも刷新

ファミリーマートは、新型コーヒーマシンの導入を全店舗で6月2日までに完了する。あわせて新サイズ「LLサイズ」の販売を開始するほか、カップのデザインも刷新し、新マシンの味わいやリニューアルを訴求していく。

新型コーヒーマシンは、約7年ぶりのリニューアルとして2025年6月から順次導入されていたもの。全国の約16,400店舗で導入が完了する。新型マシンのコーヒーは、現在までの1年間ですでに3億杯を販売するなど好評という。

新型マシンは「軽め」「濃いめ」など味わいを選べるようにして、1台のマシンで合計45種類ものバリエーションを実現しているのが特徴。同社の調査ではマシンの新旧比較でユーザーから高い評価を得たほか、競技会で世界ナンバー1を獲得したバリスタ・粕谷哲氏の監修のもと、同氏のハンドドリップを再現すると謳うこだわりの味で「ファミマ史上最高のコーヒー」と訴求している。

新型マシンの全国展開にあわせて、6月2日からSサイズの2.5倍というLLサイズが登場する。ブレンド、アイスコーヒー、カフェラテ、アイスカフェラテで選べる。LLサイズの対象外になるのはモカブレンドとアイスモカブレンド。

LLサイズの価格はブレンドが320円、アイスコーヒーが370円、カフェラテが320円、アイスカフェラテが370円。

カップや備品のデザインも全国展開完了にあわせて約7年ぶりにリニューアルされる。デザインはクリエイティブ・ディレクターのNIGO氏が手掛けた。この新デザインのグッズも登場、タンブラーや立体ラバーキーホルダーが数量限定で販売される。

粒度可変グラインダーで粕谷氏のこだわりに対応

ファミリーマート 商品本部 ファストフーズ部長の高倉一真氏は、新型コーヒーマシンの導入背景について、「カウンターコーヒーの利便性や安さは当たり前になっており、自分好みのカスタマイズを求める嗜好に変化している」と指摘。2026年内には、マシンで選択できるバリエーションを60種類にまで拡大させる予定とした。

新型コーヒーマシン導入の背景

LLサイズを投入する背景についても、「ちびだら飲み」「デカドリンク」といったトレンドがあるとし、すでに既存のLサイズが継続的に売上を伸ばしていることから「大容量サイズは売上に大きく貢献する」と自信をみせる。また、現在の主要な購買層は30~50代の男女といい、今後は20代も戦略的ターゲットにする方針で、こうしたトレンドも積極的に取り込んでいく。

Lサイズが継続的に拡大
LLサイズを導入
20代もターゲットにしていく
高倉氏(左)と粕谷氏(右)

新型マシンを監修したバリスタの粕谷哲氏は、新型マシンには豆を挽く細かさを変えられるグラインダー(挽き臼)が導入されており、メニューによって粒度を変える仕組みになっていることを紹介。例えばコーヒーの濃さで「軽め」を選んだ場合、粉の量を減らすのではなく、豆の挽き方を荒くして、味わいのバランスを保ったまま軽やかな味わいに仕上げているという。同様に45種類のバリエーションすべてを監修、繊細なレシピとして導入したとし、「手間はかかるが、ファミリーマートの人も理解して向き合ってくれた」と振り返った。

粕谷氏が監修。お湯のかけ方にもこだわり、撹拌する工程も強化した
9段階に挽き目を調整、45種類のバリエーションを実現する

「僕自身のハンドドリップを再現というのは言い過ぎかもしれないが(笑)、この豆にとって何が正しいかが重要。今までの経験や知見で、本当に美味しいコーヒーとはこういうこと、と伝えられるマシンになった。このマシンが僕自身ということなら、それは過言ではない」(粕谷氏)と語り、自身の監修が隅々まで行き届いている様子を語った。