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ホンダ、砂漠の砂を道路に アフリカで実証
2026年4月1日 09:00
ホンダは、新事業創出プログラム「IGNITION」発のスタートアップとして、PathAheadの設立を発表した。PathAheadは、砂漠の砂を活用した人工骨材「Rising Sand(ライジング サンド)」を開発しており、量産技術の確立と実証実験を通じて、アフリカの建設事業者向けに安定供給する体制の構築を目指す。
アフリカでは、人口増加に伴って経済発展が進む一方、道路などのインフラ整備は十分に進んでいない。道路舗装率は約20%にとどまるほか、舗装済み道路の劣化も進んでおり、物流コストの上昇など経済面での損失につながっている。また、道路舗装に用いられる天然骨材は、産地や地層によって強度にばらつきが生じやすく、必要な品質を安定的に確保しにくい課題もある。
Rising Sandは、こうした課題の解決に向けて開発された人工骨材。100μm程度の微細な球状の砂漠の砂を、独自の造粒技術により数十mm単位の粒径に加工し、粒度や形状のばらつきを抑えて骨材としての強度を高めることで、高い経済性と耐久性を両立する。
一般的な天然骨材を用いた道路の耐久年数が約10年とされるなか、20年以上の耐久年数を実現。ライフサイクルコストは従来の約60%に抑えられるという。価格は天然骨材と同等を目指し、道路舗装やコンクリート、路盤材などへの活用を見込む。
PathAheadは2027年から、ケニアを皮切りにタンザニア連合共和国、南アフリカ共和国の順で、約3年間にわたり道路舗装の実証実験を行なう。施工性や耐久性、品質の再現性などを検証し、28年にはケニアに設立予定の自社工場でRising Sandの量産を開始する。


