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セイコー、氷海の航路を表現した「マリンマスター」新作
2026年3月26日 10:25
セイコーウオッチは、「セイコー プロスペックス」の新型として、「マリンマスター 1968 ヘリテージ」(HBF001J)と、「マリンマスター 1968 ヘリテージ JAMSTEC コラボレーション限定モデル」(HBF002J)を7月10日に発売する。機械式の腕時計で、価格はHBF001Jが506,000円。HBF002Jは550,000円で、世界限定1,000本、うち国内250本。
砕氷船が切り開く航路を表現
海洋研究開発機構(JAMSTEC)とのコラボレーション限定モデル(HBF002J)は、北極研究のための砕氷船が氷海に刻む航路をイメージしたダイバーズウォッチ。新たに開発された立体的な型打ち模様のダイヤルが特徴で、中央の深みのあるブルーのグラデーションや、厚い透明な塗料で覆う表面処理により砕氷船が進む北極海を表現した。
ベゼル表示板もブルーで、耐傷性の高いセラミックス製。裏蓋には「JAMSTEC LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーが刻印される。
セイコーは1965年に国産初のダイバーズウォッチを発売。翌年には南極観測越冬隊の装備品として採用され、さまざまな冒険に用いられるなど各方面で信頼を獲得してきた。JAMSTECとは1980年代から協力関係を構築し、ダイバーズウォッチの深海テストなどを実施してきたほか、売上の一部でJAMSTECを支援している。
セイコーは2025年から、JAMSTECによる北極域研究への支援を新たに開始。2026年は日本初の砕氷機能を備えた北極域研究船「みらいII」が竣工し、海氷に覆われた海域でのデータ収集が可能となっている。新型のコラボモデルは砕氷船が海氷を切り開く航路がテーマになっている。
最新ムーブメント搭載のレギュラーモデル
「マリンマスター 1968 ヘリテージ」(HBF001J)は、高性能な最新ムーブメント「キャリバー8L45」を搭載するのが特徴。「8L45」がマリンマスターのレギュラーモデルに搭載されるのは初めて。これまでマリンマスターでは2025年7月発売のフラッグシップ・限定モデル「マリンマスター プロフェッショナル SBDX067」(715,000円)に搭載されている。
HBF001Jのダイヤルは、梨地仕上げと深いブラックの塗装で、高い視認性を実現する。高輝度ルミブライトを採用、ベゼル表示板には限定モデル同様にセラミックス素材が採用されている。
高性能ムーブメントと新型バックル
両機種とも、機械式ムーブメントとして「キャリバー8L45」を搭載する。形状や設計が改良された動力ぜんまいは、素材にセイコー独自の合金素材「スプロン」(Spron)を採用し、高い耐久性と品質を備える。厳密な精度調整が施され、精度は装着時で日差+10秒~-5秒と、セイコーの現行メカニカルムーブメントの中で最も安定した精度を誇る。パワーリザーブは約72時間と長時間を達成しており、ダイヤルには「3DAYS」と記される。振動数は28,800振動/時、石数は35石。
中留(バックル)は新開発のワンプッシュダイバーアジャスター方式を採用。簡単な操作で微調整でき、中留を閉じたまま延長分を戻せる機構。調整幅は最大約16mmで、約2mmずつ、8段階で微調整できる。
ケース・ブレスレットはダイヤシールドが施されたステンレススチール製。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。防水性能は300mの空気潜水用防水。本体サイズはケース径が42.6mm、厚さは14.1mm。













