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国内初の商用浮体式洋上風力発電所「五島洋上ウィンドファーム」

五島フローティングウィンドファーム合同会社は、浮体式洋上風力発電所「五島洋上ウィンドファーム」の商用運転を1月5日に開始した。

同発電所は、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)に基づき、経済産業大臣及び国土交通大臣から公募占用計画の認定を受けた国内第1号の案件で、複数機設置する商用浮体式洋上風力発電所としても国内初となる。長期にわたる運営に通じた再生可能エネルギーの普及などを目指している。所在地は長崎県五島市沖。

洋上風力発電は、風車を支える構造物の特徴によって「着床式」と「浮体式」に分類される。日本は遠浅のため、海底に固定する着床式を設置できる場所が限られることから、浮体構造物に風車を設置する「浮体式」の開発が進められてきた。

事業名称は「五島市沖洋上風力発電事業」。事業主体である五島フローティングウィンドファームへの参画企業は戸田建設(代表企業)、ENEOSリニューアブル・エナジー、大阪ガス、INPEX、関西電力、中部電力。浮体式洋上風力発電設備の合計は16.8MW(2.1MW機×8基)。

同発電所で採用したハイブリッドスパー型浮体は、浮体上部に鋼、浮体下部にコンクリートを採用する構造。戸田建設が設計から施工まで行ない、世界で初めて実用化した技術だという。

建設工事には地元企業も参画しており、今後の運転管理においても地元企業が参画する。発電した電気は、エネルギーの地産地消の観点から、地域の小売電気事業者に優先して供給する。