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さとふる、複数自治体への寄付控除申請が一度に可能に

ふるさと納税ポータルサイトの「さとふる」は、寄付控除申請をオンラインで完結できる「さとふるアプリdeワンストップ申請」をリニューアルした。これにより、複数の自治体への控除申請が1回で行なえるようになり、手続き時間は従来の最大5分の1に短縮される。

「さとふるアプリdeワンストップ申請」は、マイナンバーカードを使ってオンラインで控除申請ができるサービス。2022年9月に提供開始し、現在は全国1,132自治体が導入している。

従来は寄付先の自治体ごとにマイナンバーカードの読み取りや必要情報の入力が必要だったが、今回の改修により、複数自治体への申請を一度で行なえるようになった。申請時間もこれまでの最大5分の1の時間で完了できるとしている。リニューアルされた申請方法はアプリのバージョン3.35.0以上にアップデートすることで利用可能となる。

2025年10月以降、ふるさと納税における提供事業者によるポイント付与が禁止された。この制度改正を受け、ふるさと納税サイトに対する寄付者の重視点として、「サイトの利便性」や「オンラインでの控除申請可否」が挙げられているという。

また、オンライン化により、自治体側の事務負担軽減も見込まれる。これまで郵送で対応していた控除申請書類の開封・入力・不備確認などの業務が削減され、申請状況の問い合わせ対応などの手間も軽減されるという。