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iPad Proにも「M5」 M1より5.6倍高速
2025年10月16日 12:46
Appleは、M5チップを搭載した新型「iPad Pro」を10月22日に発売する。価格は11インチのWi-Fiモデルが168,800円から、13インチのWi-Fiモデルが218,800円から。
M5チップを搭載し、AI処理性能がM4モデル比で最大3.5倍、M1モデル比で最大5.6倍高速化。特にグラフィックス性能が大幅に向上し、第3世代のレイトレーシングエンジンを搭載。レイトレーシングを使用する3Dレンダリング性能は前世代のiPad Proより最大1.5倍、M1搭載モデルと比較すると最大6.7倍となる。
Appleが設計した新ワイヤレスチップ「N1」を採用し、Wi-Fi 7に対応。Cellularモデルでは「C1Xモデム」を搭載し、通信速度が最大50%向上しながら電力効率を強化している。
本体の厚さは11インチモデルが5.3mm、13インチモデルはさらに薄い5.1mm。ディスプレイには「Ultra Retina XDR」ディスプレイを搭載し、タンデムOLEDテクノロジーを採用。SDRとHDRのコンテンツで1,000ニトのフルスクリーン輝度に対応し、HDRでは1,600ニトのピーク輝度に対応している。映り込みを軽減するNano-textureディスプレイガラスのオプションも提供。ナノメートル単位の精度でエッチングが施され、画質とコントラストを保ちながら周囲の光を拡散させる。
ディスプレイの解像度は11インチが2,420×1,668ピクセル(264ppi)、13インチが2,752×2,064ピクセル(264ppi)。
搭載されるユニファイドメモリの帯域幅は約30%増加し、最大速度は約153GB/秒。256GBと512GBモデルは、標準搭載メモリが8GBから12GBに増加している。ストレージの読み書き速度は最大2倍高速化された。
新搭載されるiPadOS 26では、実世界の光源に合わせて透明度などを動的に変化させる「Liquid Glass」や、新しいウインドウシステムを搭載。新しいメニューバーにより、ディスプレイの上部から下へのシンプルなスワイプ操作やカーソルを上部に移動することで、アプリで利用可能なコマンドにアクセスできる。
11インチと13インチともに、カラーはシルバーとスペースブラックの2色。ストレージ容量は256GB、512GB、1TB、2TB。
本体サイズは11インチが249.7×177.5×5.3mm、重量はWi-Fiモデルが444g、Cellularモデルが446g。13インチは本体サイズが281.6×215.5×5.1mm。重量はWi-Fiモデルが579g、Cellularモデルが582g。
価格は11インチiPad ProのWi-Fiモデルが168,800円から、Wi-Fi+Cellularモデルが204,800円から。13インチiPad Proは、Wi-Fiモデルが218,800円から、Wi-Fi+Cellularモデルが254,800円から。
また、M5チップを搭載した「MacBook Pro」や「Apple Vision Pro」も22日から発売する。M5チップ搭載の14インチMacBook Proは、AIに最適化したパフォーマンス向上が特徴で、価格は248,800円から。
新「Apple Vision Pro」もM5チップを搭載し、パフォーマンスを向上するほか、新しいデュアルニットバンドにより装着性も改善。価格は599,800円からで、ストレージ容量は256GB、512GB、1TBから選択できる。









