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JR東海での忘れ物をLINEで探せる 「落とし物クラウドfind」導入
2025年9月10日 17:16
JR東海は10月1日より「落とし物クラウドfind」を導入。忘れ物の問い合わせや回答の確認をLINEでできるようになる。また「JR東海お忘れ物センター」を設置し、JR東海での保管期間を従来の数日~2週間程度から、3カ月間に延長する。
現在は、忘れ物に関する問い合わせに対して、検索および検索結果の回答については忘れ物に関する問い合わせ窓口「JR東海お忘れ物案内」の係員が対応し、忘れ物を返却する際の最終的な連絡・確認は駅係員が電話で対応している。駅係員からの電話のタイミングによっては、電話がつながらず折返しの電話が必要になるなど、返却までに手間と時間を要するケースがあった。
find導入後は、LINEですべてのやり取りが完結するため、スムーズな忘れ物案内につなげられる。
また、JR東海での忘れ物は年間約70万件に及ぶが、忘れ物のシステムへの登録は駅係員の手入力で運用している。find導入後は、駅係員・乗務員等が忘れ物の写真を撮影するだけで、忘れ物の特徴を読み取り、登録ができるようになる。これにより、短時間で正確な忘れ物検索ができるようになるため、忘れ物に関する問い合わせ対応を迅速化できる。
findの導入に伴い、Webによる問い合わせ先「お忘れ物お問い合わせフォーム」「チャットサービス」は廃止となる。電話による「JR東海お忘れ物案内」は引き続き利用できる。
届けられた忘れ物の保管期間については、現在は各駅で一定期間(数日~2週間程度)保管した後、所轄の警察署に搬送する。そのため、搬送後の問い合わせに対しては警察署への問い合わせを案内している。
今後は、「JR東海お忘れ物センター」を新たに設置し、届けられた忘れ物を集約して保管する体制に変更。JR東海での保管期間を3カ月間とし、JR東海から直接返せる期間を延長する。10万円以上の高額な物件等、法令で定められた一部の忘れ物についてはこれまで通り警察署に搬送する。


