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AIとの会話で「あたまの健康度」判定 塩野義製薬とFRONTEO
2025年9月4日 12:17
塩野義製薬とFRONTEOは、AI解析による会話型の「あたまの健康度」判定Webアプリケーションサービス「トークラボKIBIT」を共同開発した。10月から日本生命の「ニッセイみらいのカタチ 認知症保障保険(認知症サポートプラス)」の付帯サービスとして提供予定。
「あたまの健康度」とは、AIが会話中の文脈的つながりと語彙の多様性を解析し、記憶力・言語理解力・情報処理能力を総合的な指標としてスコア化するもの。疾病の診断を目的としたものではない。
近年では、健康な生活習慣が中高年のエピソード記憶に良い影響え、身体活動が認知機能低下リスクも低減することが分かってきている。「トークラボKIBIT」は、生活者が日常会話を通じて簡単に利用できるあたまの健康度セルフチェックツールとして、生活者が自身の状態を日常的に把握することで健康に関する意識向上を促進。生活習慣改善や健康寿命の延伸に貢献することを目的としている。
FRONTEOが自社開発した特化型AI「KIBIT(キビット)」の自然言語処理技術を使用し、会話の中の単語や文章の関係性、特徴を解析し判定結果を提示。判定結果に基づきユーザーに行動変容を促すメッセージや生活習慣の改善につながる情報も提供する。
スマートフォンで利用可能で、アプリのダウンロードは不要。AIとの会話を通じて即時判定する。


