Google検索のAIモード、レストラン予約のエージェントに

Googleは、Gogole 検索の「AIモード」において、新たなエージェント機能を追加する。当初はレストラン予約の検索から開始し、今後は地域のサービスの予約やイベントチケットなどにも拡大する。まずは米国にて「Google AI Ultra」の加入者向けに提供される。

例えばレストラン予約では、AIモードの新たなエージェント機能により、ユーザーが複数の条件や希望を質問しても、予約サイトなどを横断的に検索して、指定した条件にあう空き状況を探し、リストアップする。裏側ではAIモードがWebブラウジングを行ないパートナーと連携して動作、“下準備を済ませる”ことで、リンクをタップすればすぐに予約が可能な状態になるという。

同機能は、米国のGoogle AI Ultraの加入者を対象に、「Labs」内の「AI Modeのエージェント機能」という実験として提供される。

ユーザーが複数の条件や希望を質問しても、予約サイトなどを横断的に検索して、指定した条件にあう空き状況を探しリストアップする

米国ではまた、同じAIモードの実験参加者向けに、個人の好みや興味に合わせた検索結果を見られるようになる機能も提供。まずは食事関連の話題が対応し、ユーザーの好みに合った新しいレストランやカフェを探せるようになる。例えば、手早くランチができる場所を質問した際も、ユーザーの食事の好みを反映するという。

このほか米国では、AIモードで新しいリンク共有機能が提供される。これにより、AIモードで得た情報を、家族などと共有しやすくなる。共有された相手も、AIモードの応答を引き継いで、さらに質問をすることが可能で、旅行計画といった共同で作業したい場合に役立つとしている。

AIを使って検索を強化する取り組みは米国、インド、英国が先行。中心になるAIモードについてはすでに日本でも利用できるほか、8月末から英語圏の180カ国・地域で提供されている。