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マイナ免許証、9月からマイナカード更新時の免許引き継ぎが簡単に

2025年9月1日から、「マイナ免許証」の利用者がマイナンバーカードを更新する際に、新たに発行されるマイナンバーカードへ免許情報を引き継げるようになった。

3月にスタートした「マイナ免許証」は、マイナンバーカードに免許証の機能を持たせたもの。これまでは、マイナンバーカードの更新で新たなカードが発行された場合、新カードには免許情報が記録されなかった。そのため、再びマイナ免許証として使用するには、改めて免許証機能を持たせるための手続を行なうほか、手数料1,500円も必要となっていた。

こうした背景から警視庁では、「(マイナカードの)更新手続を済ませてからマイナ免許証を取得」「マイナ免許証と運転免許証の2枚持ち」などを推奨していた。今回システム改修が完了したことで、9月1日以降は、マイナ免許証の利用者がマイナカードを更新した際、自動で新たなマイナカードに免許情報等を引き継いで免許証として使えるようになる。

従来はマイナンバーカードへの再記録が必要だったため、注意するよう呼びかけていた(出典:警視庁)

なお免許情報が引き継がれるのは、オンライン申請から新しいマイナンバーカードの申請を行なう場合。紙の申請書の郵送による申請や、証明写真機からの申請は対象外となる。

また引継ぎを希望する場合、オンライン申請時の「申請情報登録」画面で、マイナ免許証に記録されている「免許情報記録番号」を入力する必要がある。マイナ免許証の免許情報記録番号は、マイナ免許証読み取りアプリから確認できる。

なお、新たなマイナンバーカードの受け取り時には、市区町村から届いた「交付通知書」に「免許情報/運転経歴情報記録:有」の記載があることを確認する。この記載がない場合は、マイナンバーカードに免許情報等の記録がされていないため、後日運転免許センターで免許情報等の書き込みを行なう必要がある。