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イケア、原宿・新宿店を26年初頭に閉店

イケア・ジャパンは8月29日、首都圏におけるオムニチャネル戦略の見直しの一環として、「IKEA原宿」と「IKEA新宿」の営業を2026年初頭に終了すると発表した。今後は、「IKEA渋谷」を東京都心部におけるブランドの拠点として位置づける。

イケアは2006年の国内展開以降、大型店舗10店、都心型店舗3店、商業施設内店舗2店、オンラインストア、アプリ、全国約470カ所の商品受取りセンターなどでサービスを提供してきた。特に東京では、リアルとデジタルの両方で、シームレスかつパーソナライズされた購買体験を求める声が高まっており、こうした多様化するニーズに対応するため、オムニチャネル戦略の強化とタッチポイントの最適化を進めていた

今回閉店が決まったIKEA原宿とIKEA新宿は、それぞれ2020年と2021年に開業。若年層や訪日観光客に向けた、都市型ライフスタイルに対応するコンパクトな店舗として、アイデアやソリューションを発信してきた。これらの店舗で得られた知見や経験は、2024年に実施したIKEA渋谷のリニューアルに活用されている。

IKEA 新宿店
IKEA 原宿店

今後は、IKEA渋谷に加え、IKEA立川、IKEA Tokyo-Bay、IKEA新三郷、IKEA横浜、IKEA横浜ベイクォーターといった既存店舗、オンラインストア、アプリ、カスタマーサポートセンター、全国約470カ所の商品受取りセンターなど、さまざまなチャネルで利便性の高いサービス提供を図る。