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JR西、国鉄時代に製造された客車を大井川鐵道に譲渡

JR西日本は、国鉄時代に製造された急行形客車の12系客車5両を、動態車両として大井川鐵道に譲渡する。大井川鐵道では引き続き動態車両として活用される。

国内の鉄道全体で鉄道文化を後世へ継承するために、JR西日本グループと大井川鐵道が連携。1978年(昭和53年)に新製、宮原客車区(現在の網干総合車両所宮原支所)に配置され、臨時・団体列車やSL北びわこ号として運行していた車両を継承する。

大井川鐵道では、SL列車等の営業列車での運用を予定している。

譲渡車両はスハフ 12-129、オハ 12-346、オハ 12-345、オハ 12-341、スハフ 12-155。譲渡・譲受日は7月18日。

大井川鐵道 代表取締役社長 鳥塚亮氏は譲受する車両について、「多くの人々の思い出を運んだ名車両であり、昭和の鉄道文化の象徴」とし、「大井川鐵道では、SL列車をはじめとする観光列車の魅力向上に取り組んでおり、今回の導入により、より多くのお客様に『昭和の国鉄体験』をお楽しみいただけることを大変嬉しく思っております」とコメントしている。