グーグル、「かこって検索」がAIモードに対応

Googleは9日、「かこって検索(Circle to Search)」にAIモードの機能を追加すると発表した。スマホ画面にうつる情報を指でなぞって囲むだけで対象となるモノについて検索するだけでなく、「AIモード」により、画像やマップ情報、複数の要素を考慮した回答などを得られるようになる。まずは、AIモードが展開されている米国とインドで開始予定。

「かこって検索」は、Androidスマートフォンで24年に開始。画面をみながら対象物に丸をつけるなどで、検索できる機能で3億台以上のAndroidデバイスが対応している。そのうえで、AIモードをかこって検索に導入。アプリを切り替えることなく、AIモードの推論にアクセスし、複雑なトピックを探索できるほか、フォローアップ質問で最初の検索を掘り下げて調べるなど、より詳しい検索や調査を簡単に行なえるようになる。

かこって検索でのAIモード利用は、ホームボタンまたはナビゲーションバーを長押しし、検索したい内容を丸で囲む/タップする/ジェスチャーする。AIが最も役に立つとシステムが判断すると、検索結果に「AIの概要」が表示され、さらに一番下までスクロールし、「AIモードでさらに深く掘り下げる」をタップすると、フォローアップの質問をしたり、画像検索に関連するウェブ上のコンテンツを探せるようになる。

また、Googleアプリ(Android/iOS)の「レンズ」からAIモードにアクセス可能となる。

加えて、かこって検索で、モバイルゲーム中に「ヘルプ」を利用可能になる。新しいキャラクターを特定したり、必勝法を見つける場合など、ゲームを中断することなくアクションを続けながら調べられる。情報はAIによる概要(AI Overview)で表示される。