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日本通信に090番号など割当 MVNOで国内初

日本通信は6月25日、総務省から携帯電話番号(090などから始まる11桁)の割当てを受けたと発表した。仮想移動体通信事業者(MVNO)が携帯番号の指定を受けるのは国内で初めて。

今回の割当てにより日本通信は、既存の移動体通信事業者(MNO)による契約・技術面での制約を緩和し、音声・SMS・データ通信などのあらゆるネットワークを相互接続して提供する「ネオキャリア」として、新たな通信事業者モデルを目指す。新サービスの提供開始は2026年5月24日を予定している。

携帯番号の指定に向けた動きは2021年12月、総務省の情報通信審議会でMVNOへの番号割当方針が示されたことに始まる。制度改正を経て、日本通信は2022年6月にNTTドコモへ相互接続を申し入れ、2024年2月に合意に至った。日本通信はすでに自社コアネットワークの構築を進めており、HSS(Home Subscriber Server)やIMS(IP Multimedia Subsystem)、SMSC(Short Message Service Center)などの設備で動作試験を完了。今後はドコモの基地局との連携試験に移行するとしている。