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Gemini 2.5 Pro I/O edition公開 Webアプリ開発や動画からコード生成強化

Googleは6日(米国時間)、新たなAIモデル「Gemini 2.5 Pro Preview(I/O edition)」の早期アクセスを開始した。2.5 Proの大幅な機能向上を実現したアップデート版となり、特にWebアプリの開発において、コーディング能力が大幅に向上しているという。

当初は5月20日開幕の「Google I/O 2025」で発表予定だったが、同モデルに対する評価が高いことから、より早く手元に届け、開発をスタートしてもらうために先行公開することとした。

2.5 Pro Preview(I/O edition)は、2.5 Proのコーディングとマルチモーダル推論機能に対するポジティブなフィードバックを基に開発。特にUI開発に焦点を当てた機能強化を行なっているほか、コード変換、コード編集、複雑なエージェント型ワークフローの開発など、他のコーディングタスクも改善しているという。

Gemini 2.5: Easier feature development

これらの機能強化により、2.5 Proは「WebDev Arena」リーダーボードで以前のバージョンを+147 Eloポイント上回り、首位となった。また、動画理解も大幅に向上し、VideoMMEベンチマークで84.8%のスコアを記録している。

Gemini 2.5 Pro: Video to code capability

開発者は、Gemini API 経由で Google AI StudioやVertex AIを利用して、アップデートされたGemini 2.5 Proを使った開発が可能。Geminiアプリからも利用可能で、Canvasなどの機能を活用して、プロンプトでコードを操作し、インタラクティブなウェブアプリを構築できる。

Gemini 2.5: Create app prototypes