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アメックス、ゴールドカード一新「ゴールド・プリファード・カード」

アメリカン・エキスプレス・インターナショナルは、新たな「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード」の申し込み受付を2月20日12時から開始した。年会費は39,600円で、2枚目まで無料。

メタル製のカード券面で、特にトラベルとダイニングを重視した特典設計とした点が特徴。旅行の分野ではカード継続特典として、年間200万円(税込)以上のカード利用で、国内のプレミアムホテルの1泊2名が無料で宿泊できる「フリー・ステイ・ギフト」やホテル予約で利用できる10,000円のトラベルクレジットが提供される。空港ラウンジやプライオリティ・パスなども継続して提供する。

また、ダイニングでは「ポケットコンシェルジュ」の20%キャッシュバック(年間1万円)やラグジュアリーホテルでの食事優待を揃えている。

主なトラベル特典
「フリー・ステイ・ギフト」

毎年のプログラム期間中に200万円(税込)以上のカードの利用と、カードの継続で国内のプレミアムホテルで利用できる無料宿泊券をプレゼント

アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン トラベルクレジット

ゴールド・プリファード・カードの継続で、「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」のホテル予約で利用できる10,000円分のトラベルクレジットをプレゼント

その他トラベル特典

空港ラウンジ、手荷物無料宅配サービス、大型手荷物宅配優待特典、ホテル・メンバーシップ(プリンスステータスサービス ゴールドメンバー)、ザ・ホテル・コレクション、アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン、HIS アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク、Expediaの優待、一休.comの優待、アップルワールド.comの優待、プライオリティ・パス、空港周辺パーキング、海外レンタルサービス、オーバーシーズ・アシスト、レンタカー、無料ポーターサービス、空港クロークサービス、メルセデス・ベンツ レント特典

主なイニング特典
ポケットコンシェルジュ ダイニング20%キャッシュバック

国内の厳選されたレストランの予約ができるポケットコンシェルジュからの予約・決済で、年間最大10,000円キャッシュ バック(キャッシュバックは年間最大合計10,000円)

ホテルダイニング特典

対象のラグジュアリーホテルのダイニングで10%~20%オフ

スターバックス カード オンライン入金20%キャッシュバック

スターバックス カードへのオンライン入金で年間最大5,000円キャッシュバック

またポイントプログラムの「メンバーシップ・リワード」のポイント優待のほか、ポイント期限が無期限となる「メンバーシップ・リワード・プラス」や、100円=3ポイントとなるボーナスポイントプログラム(通常ポイント1ポイント+ボーナスポイント2ポイント)も用意する。

“特別感”を感られるようメタルカードを採用。「メタルの輝きと質感を味わって欲しい。裏面にはプリファードの文字を刻印している」(アメリカン・エキスプレス・インターナショナル 山本 尚 副社長)とする。なお、メタルカードでも「ATMで問題なく利用できる」としており、タッチ決済やApple Payにも対応する。Google Pay対応については、「検討しているが時期は言えない」とした。

既存のゴールドカードとは別の新たなゴールドカードとして展開。メタルカードとなるほか、特典内容をトラベルとダイニングを重視して刷新。従来のゴールドカードの新規申込みは停止するが引き続き利用可能。

ゴールドカードの本当の価値を追求

アメリカン・エキスプレス・インターナショナルの須藤靖洋社長は、「使えば使うほどお客様の人生が輝く。令和の新ゴールドカード」と強調。アメックスは、40年前に日本市場で初のゴールドカードを発行し、理想の海外旅行体験など“新しい価値”を提供してきたとする。好景気を背景に、人々が持ち物やステータスなどを意識していた。また、1978年の成田空港開業により海外旅行ブームが始まり、海外旅行の決済手段としては「トラベラーズチェック」が主流となっていた。

アメリカン・エキスプレス・インターナショナルの須藤靖洋社長

そうした時代背景をもとに誕生した、アメックス ゴールドカードは、海外旅行で使えるだけでなく、日本語のサポート、渡航先でのトラベラーズチェック発行などで支持を集め、「ゴールドカードを牽引したと自負している」(須藤社長)とする。

一方、ゴールドカードの誕生から40年が経過し、他にも多くのゴールドカードが登場し、無料で発行できる“ゴールドカード”すら存在する。今回のゴールド・プリファード・カードは、「本来ゴールドカードがお客様にお届けするべき魅力を再考した」とし、「お客様に選んでいただける、長く好まれるカード。ゴールドカードのパイオニアとして、新しいゴールドカードの歴史を刻んでいきたい」と語った。

プロダクト担当の山本 尚 副社長は、2022年に月会費制にして若者も使いやすくした「グリーンカード」、2023年は日常でも使いやすい「プラチナカード」をリニューアルするなど、近年は利用者の「ライフステージ」を意識した展開を図っている。その最新例が、ゴールド・プリファード・カードで、「3部作の集大成」という。

山本氏は、「旅・ダイニング・エンターテインメントなど、『使えば使うほどお客様の人生が輝く』。本来ゴールドカードが持つ魅力を今の時代に合わせてアップデートして、蘇らせたい」と説明した。