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LIXIL、浄水カートリッジ模造品で注意喚起 販売者は逮捕

LIXILは、12月6日に同社ブランドを騙った模造品を含む浄水カートリッジをフリマアプリで販売した出品者が逮捕された事を受け、模倣品に関する注意喚起を行なった。

これまでも、模倣品に関しては、製品情報としてパッケージや販売サイト上に表示されている浄水性能評価や原材料が異なるなど、メーカーの純正浄水カートリッジで提供している性能・材質とは大きく異なる点が複数にわたり、明らかになっている。

模造品に関しては、消費者庁やメーカーの注意喚起によりその問題が認識されつつあり、試験薬による遊離残留塩素の除去性能試験など、目視でわかりやすい試験を実施する人もいるという。

しかし、家庭等で実施可能な試験薬で除去の確認ができる成分は、あくまでも残留塩素に留まり、人体の健康に影響を及ぼす可能性も秘めている溶解性鉛などの除去有無は、試験薬などでの簡易的な検査が難しく、試験機関などを通して実施することが必要になる。

また、純正品と模倣品における残留塩素除去性能の大きな違いは総ろ過水量であり、カートリッジを使用し始めた初期段階での比較は難しいという問題もある。

こうしたことから同社は、メーカー自身が製造し、性能を満たしていることを保証している純正浄水カートリッジの使用を勧めている。また、純正浄水カートリッジは、誤って模造品を購入することがないよう、公式通販サイト「LIXILストア」での直接販売に販路を限定している。