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ドコモ、渋谷・新宿などの通信品質を改善 渋谷駅は9月にアンテナ再設置

都市部の混雑エリアで通信速度が低下していた(4月の発表資料から)

NTTドコモは28日、トラフィック増大により、スマートフォンが繋がりにくくなっている都内 4エリア(新宿・渋谷・池袋・新橋)の通信品質改善状況と、今後の取り組みについて発表した。

2023年に入ってから、山手線の主要駅など都市部の混雑している時間帯を中心に「ドコモの通信が繋がりにくい、通信速度が出ない」といった課題が発生している。4月にはドコモもこの状況について認め、「今夏までの解消を目指す」としていた。

都内の新宿・渋谷・池袋・新橋の4エリアでは、通信品質改善を進めており、以下の対策を実施した。

  • 基地局ごとのカバーエリアの調整(電波照射の角度調整・指向調整・出力調整)
  • 周波数間の偏りをなくす分散制御(基地局設備の設定値変更)
  • 基地局設備の増設(5G設備増設、4G設備増設)

対策実施後、現地で通信品質を測定した結果、ほとんどの場所では通信環境が改善。一定のスループットが出るようになった。

ただし、渋谷駅山手線・埼京線のホーム中央付近については、「時間帯によっては利用しづらい場合がある」としている。これは、駅改良工事に伴い、2023年2月から屋内アンテナを一時的に取り外しているためで、屋内アンテナの再設置工事を2023年9月を目途に実施予定とのこと。