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ぴあ、チケット購入時に客席からの眺めを確認できる次世代パノラマビュー

梓総合研究所(AIR)とぴあは、次世代型のパノラマビューシステム「Seating Experience Assistant Technology」を開発した。チケット購入時に各席からの見え方をパノラマビューで確認できるソリューション。

ボールパーク、スタジアム、アリーナの3Dモデルや観客席生成プログラム「Bowl Program」を応用し、ぴあのチケッティングシステムと融合して開発されたもの。2月1日に東京ヤクルトスワローズ、明治神宮野球場の協力を得て、公式チケット販売サイト「スワチケ」に実装している。

パノラマビューはドラッグ(PCではマウス操作)で直感的に前後左右360度の見え方を確認可能。将来的には席ごとの選手・演者の見え方や、飲食スペース・トイレまでの距離などを付加することで、観戦体験価値向上と混雑緩和を目指す。

リーグイベントや大規模イベントにおける顧客購買データを収集、分析可能。顧客需要を客観的に見極め、事業者の収益を最大しながら、スポーツビジネスの経営に活かすことを目指す。将来的には、チームやリーグのポータルサイト等と連携したチケット購入時から観戦時まで一貫したカスタマージャーニーを提供できるように検討を進める。

3DスキャンやBIM等による施設の3Dデータを施設運用時にも利活用。「メタバース上のスタジアム・アリーナ」を活用したデジタル広告等の新たな収益策とパートナー企業のアクティベーションの場づくりを目指す。フラッグシップとして、100年近く存在する明治神宮野球場を3Dで再現している。