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「さよなら中野サンプラザ音楽祭」開催 7月2日閉館

東京・中野区の「中野サンプラザ」が7月2日に閉館、50年の歴史に幕を閉じることに合わせ、「さよなら中野サンプラザ音楽祭」が5~7月に開催される。公式Webサイトがオープンしており、出演アーティスト第1弾が発表されている。

5月から開催される「さよなら中野サンプラザ音楽祭」は2カ月間という異例の長さでの開催になり、イベントの実行委員会は「同ホールにゆかりの深い超豪華アーティスト達が“聖地”に集結!」と紹介している。

出演アーティストの発表第1弾は、以下の通り。

5月4日 大橋彩香
5月5日 May’n
5月7日 Original Entertainment Paradise -おれパラ-
5月11日 スターダスト☆レビュー×怒髪天
5月27日 ストレイテナー
6月3日 逢田梨香子
6月17日 Awesome City Club
6月24日 BRAHMAN
6月25日 サンボマスター×銀杏BOYZ

同イベントの特別協力は中野区、中野サンプラザ。協力は中野サンモール商店街振興組合、中野ブロードウェイ商店街振興組合。特別協賛はコカ・コーラ ボトラーズジャパン。協賛は一帯の再整備を手掛ける、野村不動産を代表とする事業者グループ7社。ラジオ後援はTOKYO FM、J-WAVE、文化放送、ニッポン放送。

市民・ファン・アーティストに愛されたサンプラザホール

複合施設である中野サンプラザは2,222席のコンサートホール「サンプラザホール」を備え、1973年の開業から国内外を問わず、多くのアーティストがコンサートを行なってきた。ステージと観客席の距離が近く、新人アーティスト、アニメ・ゲーム音楽、演歌歌手などを含めて、幅広く利用されているのも特徴。また大小2つの三角形を組み合わせた特徴的な外観は、区のシンボルとしても根付いていた。

中野サンプラザは7月2日に閉館し、50年の歴史に幕を閉じる。一帯の再整備に伴って中野サンプラザは解体、同じ場所に最大7,000人規模の大ホールとホテルからなる「NAKANOサンプラザ」が建設される。オープンは2029年の予定。

大ホールは現サンプラザホールのDNAを継承し、扇形で3層構成の座席配置とし、観客が圧倒的な臨場感を得られると謳う。大ホールは独立しており、屋上広場なども設けられる予定。

これとは別に商業施設やオフィスが入る高層のシンボルタワーも建設され、こちらには中野サンプラザのデザインを継承した外観が盛り込まれる。また敷地全体も「NAKANOサンプラザシティ」という名称になる。

大ホール周辺の外観(イメージ)
大ホール(イメージ)
中野駅の北口駅前エリアの再整備、完成予想パース。画像左下が新宿方面、右奥が高円寺方面

なお、中野サンプラザでは開業50周年を記念したガチャを販売中。中野サンプラザの形をした立体消しゴムや缶バッジなどが1階ロビーで購入できる。第2弾までは完売しており、第3弾は4月上旬に販売される見込み。

第2弾(完売)の内容

ほかにも「さよなら中野サンプラザ」プロジェクトが立ち上がっており、音楽祭だけでなくさまざまなイベントが企画されている。