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ドコモ、迷惑SMSを防ぐ「あんしんセキュリティ(迷惑SMS対策)」

NTTドコモは、フィッシング詐欺の被害につながる可能性のある迷惑SMSを、自動で専用フォルダへ振り分けるサービス「あんしんセキュリティ(迷惑SMS対策)」を27日から提供開始する。利用料金は月額220円で、初回60日間は無料で利用できる。

SMS(ショートメッセージサービス)は、電話番号などへ文字メッセージを送受信できるサービスだが、近年は各種サービスなどの登録やログイン認証などにもよく使われるようになっている。一方、宅配業者や金融機関、通信事業者などをかたる偽のSMSを送りつけ、記載されたURLにアクセスさせて、不正なアプリをインストールするなどの手口で個人情報を盗み出すフィッシング被害も増加している。

ドコモでは、従来も危険なサイトのURLや電話番号が含まれるSMSを自動で拒否する「危険SMS拒否設定」などを展開しているが、今回の「あんしんセキュリティ」提供により、メッセージアプリに届いた迷惑SMSを自動で専用フォルダへ振り分けられるようにする。

同サービスは、トビラシステムズが迷惑SMS判定の機能を提供。メッセージアプリで受信するSMSを迷惑情報データベースと照合し、迷惑なSMSと判定されたSMSを、自動で「迷惑メッセージフォルダ」へ振り分ける。トビラシステムズの迷惑情報データベースは、警察や外部機関、利用者からの情報に加えて、独自調査で収集した情報を統合したデータベースで、AIを活用し迷惑情報データベースを最新化している。