ニュース

「FOREVER21」が日本再上陸 23年春

米国発のファッションカジュアルブランド「FOREVER21」が、2023年春に日本に再上陸する。2023年2月21日にアダストリアグループ公式Webストア「.st(ドットエスティ)」での販売を開始するほか、同年春に関東・関西の大型ショッピングセンターに出店予定。

Forever21は、日本国内では2009年に単独1号店を出店。外資系ファッションブランドとして新宿、渋谷、横浜、福岡、大阪、沖縄、札幌、仙台などに出店していたが、'19年10月末日に日本国内の全店舗を閉店、オンラインストアを閉鎖し、日本事業を撤退していた。

Forever21は渋谷などに出店していた(渋谷スカイより'19年10月撮影)

日本での店舗展開終了後、2020年に米ブランド管理会社のオーセンティック・ブランズ・グループ合同会社が同ブランドを買収し、リブランディングに着手。商品の品質・価格や店頭表現をリニューアルし、サステナビリティや社会貢献へのアプローチを積極化するなどイメージを刷新して、世界570店舗以上へと事業を拡大している。

アダストリアは、FOREVER21の日本国内再上陸にあたり、'22年5月に設立した子会社・Gate Win(ゲートウィン)が、マスターライセンスを保有する伊藤忠商事とサブライセンス契約を締結した。

アダストリアは日本展開のパートナーとして、「トレンド&ハイクオリティへの転換」をFOREVER21日本再上陸のテーマに掲げる。FOREVER21のファッションブランドとしてのポテンシャルと、アダストリアの環境と人に配慮したサプライチェーンマネジメント(SCM)を軸に、自社EC、店舗開発力、商品開発力などの強みを掛け合わせ、かつての大量生産・大量販売・大量廃棄といったイメージから脱却し、現在の日本マーケットにローカライズしたファッションを届けるとしている。日本における新生FOREVER21のコミュニケーションテーマは「Wear No Filter」。

12月初旬に開催予定の新たなFOREVER21の商品テーマを披露するメディア・関係者向け展示会を経て、.stでの販売や大型ショッピングセンターへの出店を予定している。出店1号店はららぽーと。ポップアップストアも随時展開予定。2028年2月期に売上高100億円を計画している。