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三井住友カードがモビット吸収。SMBC決済ファイナンス再編

三井住友ファイナンシャルグループは、決済・ファイナンス領域におけるグループ会社の再編を実施。三井住友カードが、SMBCファイナンスサービス(SMBCFS)とSMBCモビットを吸収合併する。再編後は、三井住友カードとSMBCコンシューマーファイナンス(SMBCCF)が、同領域において存続する。

2024年4月を目途に、三井住友カードが子会社であるSMBCFSを吸収合併。両社はこれまで、消費者および事業者双方のあらゆる決済ニーズに対応するために協力して、SMBCグループのキャッシュレス決済戦略を進めてきた。今回、企業としての総合力を高め、その取り組みを加速するために一体化する。

合併により、SMBCFSの顧客への三井住友カードの決済サービスの提供のさらなる推進や、信販事業の抜本的なデジタル化等、統合のシナジーを追求していく。

2023年7月を目途に、三井住友カードはSMBCCFの子会社であるSMBCモビットを吸収合併。国内キャッシュレス市場の成長とともに今後も拡大が見込まれる、買い物に伴う決済起点のファイナンスニーズへ対応を強化するため合併に至った。

ローンブランドについては、合併後も引き続き「SMBCモビット」を活用。既存のSMBCモビットブランドでのカードローン事業を維持・強化していく。

加えて、合併によりSMBCモビットのブランドイメージや知名度、消費者金融として培ってきた便利で利用しやすい商品性、ノウハウ等、グループリソースをフル活用して、拡大が見込まれる決済起点のファイナンスニーズに応える体制を構築していく。

三井住友カードは再編後、クレジットカードを中心とするカードビジネス、ショッピングリボやカードローン等のファイナンスビジネス、ショッピングクレジットやオートローン等の信販ビジネス、代金回収サービスやファクタリングサービス等のトランザクションビジネスといった、幅広い決済・ファイナンスビジネスを展開することになる。

また、今回の再編にあわせて、SMBCグループにおけるリテール債権回収業務の効率化等を目的に、傘下のサービサーの再編を行なう。再編内容の詳細については今後検討していくとする。