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Anker、5倍速い3Dプリンタで市場参入。新ブランド「AnkerMake」

AnkerMake M5

アンカー・ジャパンは、「Anker」ブランドから「AnkerMake」「AnkerWork」の2つをサブブランドとして展開を開始した。AnkerMakeでは、同社初の家庭用3Dプリンター「AnkerMake M5」を冬に発売し、3Dプリンタ市場に参入する。

AnkerMakeは、これまで同社が培った技術やイノベーションへの思いをもってクリエイティビティの実現をサポートするサブブランド。コンセプトは「その人が持つ、クリエイティビティの最大限の発揮をサポートする」こと。

製品第1弾は、Anker初の3Dプリンター「AnkerMake M5」を2022年冬頃から販売開始。3Dプリンタの「完成までの待ち時間を改善したい」「細部の仕上がりに対して不満がある」というニーズに応えるもので、「脅威的なスピード&高い印刷精度」と「初心者にも簡単な操作」が特徴。PowerBoostテクノロジーを搭載し、最大加速時は一般的な家庭用3Dプリンターの約5倍(印刷速度50mm/sの3Dプリンターと比較した場合)となる、最大250mm/sを実現しながら、独自のノズル機構とアルゴリズムにより高精度でプリントが可能という。

業界で初めて、AI認識機能付きカメラを搭載し、印刷状況を常時モニタリング。元データと実際の出来上がりをリアルタイムで整合させ、目詰まりなどの発生時にはすぐに作業を中断できる。

また、箱を開けてから約15分で完了する組み立て構造や、専用ソフトウェア、USB、スマホアプリを経由した多様なデータ転送方法を選択可能で、初心者でも扱いやすいとする。印刷方式はFDM(熱溶解積層方式)、造形サイズは最大250×235×235mm、本体サイズは約502×470×438mm。価格は99,900円。

仕事環境をサポートする「AnkerWork」

AnkerWorkは、「オフィスでも自宅でも、その人らしく活躍できるベストな仕事環境のサポート」をコンセプトに、過去Ankerで展開してきた会議用スピーカーやWebカメラなどの製品をラインナップする。

第1弾製品は、Webカメラ、スピーカー、マイク、ライトが一体となった4-in-1ビデオバー「AnkerWork B600 Video Bar」。2Kの高解像度カメラに顔を明るく映すライト、ノイズリダクション機能のついたマイク、高音質スピーカーとリモート会議に必要なツールを1台にまとめた製品。本体サイズは約180×47×47mm、重量約462g。6月上旬発売予定で、価格は29,990円。

アンカーではこの他、世界初となるAndroid TV搭載シーリングプロジェクター「Nebula Nova」や、長寿命ポータブル電源、充電関連機器など多数の製品を発表している。