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UI銀行がスタート。スマホだけで使え、相談は対面も

東京きらぼしフィナンシャルグループ子会社のUI銀行は、新しい銀行となる「UI銀行」を1月17日に開業し、スマートフォンアプリを提供開始した。

スマートフォンだけで口座開設できるデジタルバンクで、24時間いつでもどこでも、利用できる。振込・振替はスマホだけで完結し、全国の提携ATMで現金引き出し可能。対応するATMはきらぼし銀行とセブン銀行ATM。

ステージに応じて手数料が優遇される「UIプラス」も展開し、他行振込は最大20回、ATM出金手数料は最大20回無料となる。

アプリはiOSとAndroid版を用意。対象となるのは日本国内在住の16歳以上の個人で、取扱商品は預金(普通・定期)と為替(円建て)。アプリでは、定期預金や振り込みなどの基本機能を搭載しており、キャッシュカードが必要な場合は、別途アプリから申し込む必要がある。

家計簿アプリ連携は、マネーフォワード、マネーツリー、Zaimに対応。また、LINE Payが利用可能な端末から外貨両替が行なえる。

UI銀行は店舗を持たないが、東京きらぼしフィナンシャルグループのきらぼし銀行において、“デジタルコンシェルジュ”がUI銀行アプリ操作の案内などを行なう。また、きらぼし銀行へ資産運用相談の来店予約も行なえる。

UI銀行のコンセプトは、「増やすのはわたし資産」。預金や振込など簡易取引についてはオンラインで利便性を高め、ライフプランに関わる相談は、きらぼし銀行の店舗やオンラインなどの対面で相談できる体制を構築することで、「対面・非対面のハイブリットを目指す」という。

開始時点のUI銀行のサービスは、個人向けの預金や振り込みなどだが、今後「住宅ローンなど個人向けフルサービスを提供予定」としている。また、将来的には法人のデジタル化や BaaSも視野に入れた展開を目指す。きらぼし銀行やデジタルマネー「ララPay」を搭載したスマホ決済アプリ「ララQ」との連携を活用し、中小企業にも幅広くサービスを展開していく計画。

開業を記念して、1月17日まで1年もの・2年もの定期預金の利息を年0.30%とするキャンペーンも実施。受入限度額は2,000億円。