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グランドセイコー、メカニカルハイビートGMTに特別モデル。44GSから55周年

グランドセイコー ヘリテージコレクション メカニカルハイビートGMT 44GS 55周年記念限定モデル(SBGJ255)

セイコーウオッチは、「グランドセイコー」ヘリテージコレクションの新作として、「44GS」の発売から55周年を記念した限定モデル「メカニカルハイビートGMT 44GS 55周年記念限定モデル」(SBGJ255)を発売する。機械式の腕時計で、価格は946,000円。オンラインは12月10日、ブティックでは2022年1月14日に発売される。数量は世界限定1,200本(うち国内は500本)。

「44GS」の誕生から55周年を記念した第1弾モデル。ベースとなっているのは2014年に発表した「メカニカルハイビート36000GMT 限定モデル」(SBGJ005)で、今回のモデルはケースがステンレススチールからブライトチタンに変更されている。シースルーの裏蓋から見えるムーブメントには、陽極酸化処理を施した金色のチタン製ローター(回転錘)が装備される。

ダイヤルは、2002年に発売のGMTモデルの開発段階で検討されていたという仕様を再解釈して採用。ホワイトカラーを基本に立体的なインデックスを配置するほか、GMT針はブルースチール製で、夜間の視認性を高めるルミブライトを塗布している。

セイコーは、後にグランドセイコーのデザインを確立することになるモデル「44GS」を1967年に発表。このデザイン文法はセイコースタイルとして現在までに9つの特徴が定義されており、シンプルで力強いデザインのほか、平滑で美しく仕上げるザラツ研磨など、高度な匠の技術・職人技に支えられているのも特徴。

またベースになった2014年の「メカニカルハイビート36000GMT 限定モデル SBGJ005」は、36,000振動/時(毎秒10振動)という高速振動(ハイビート)にGMT機能を追加した当時の新開発ムーブメント「キャリバー9S86」を搭載。同年のジュネーブグランプリで「Prix de la Petite Aiguille(小さな針賞)」を受賞している。

グランドセイコー 44GS(1967年)
ベースになったモデル、メカニカルハイビート36000GMT 限定モデル SBGJ005(2014年)

ムーブメントは機械式で自動巻きのキャリバー9S86。振動数は36,000振動/時。精度は静止時で平均日差+5秒~-3秒、携帯時は平均日差+8~-1秒。パワーリザーブは約55時間。石数は37石、

ケース・ブレスレットはブライトチタン製。風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス。防水性能は日常生活用強化防水(10気圧防水)。大きさはケース径が40mm、厚さが14mm。