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Dropbox、カメラアップロードやファイル変換を全ユーザーに

Dropboxは、カメラアップロード機能を全ユーザーに提供するなど、新機能を追加した。

従来、カメラアップロード機能は有料ユーザー向けの機能として提供されていたが、全ユーザーで利用可能になった。スマートフォンなどに保存された写真と動画をDropboxに自動でバックアップし、どのデバイスからもアクセスできるようになる。バックアップするアルバムの指定や、写真、動画の保存方法をカスタマイズすることも可能。まずはiOSで提供を開始し、Androidは今年中に対応予定。

Dropbox上で直接ファイル変換も可能になり、JpegからPNGへの変換などが手軽に行なえるようになったほか、アイコンの機能も簡素化し、コンテンツが正常に同期されているかを一目で確認可能になった。

パスワード管理用アプリ「Dropbox Passwords」は、新機能としてパソコンでWebを閲覧しているときにユーザー名とパスワードを保存し、自動入力する「ブラウザ拡張版 Passwords」や、アカウントへのアクセスと支払い情報を共有し、追跡できる「Passwordsの共有機能」を提供するほか、クレジットカードとデビットカードもサポートする。

また同社は、「コロナ禍におけるテクノロジー利用動向調査」を5月7日から9日まで、国内の男女18歳から69歳の2,000名を対象に実施した。その中で、Webサイトやアプリのパスワードの管理方法についての調査では、約49%が「紙に書き残す」、「自身で記憶する」が38%(複数回答可)と、アナログ的な管理方法がまだまだ多いという。また、写真や動画などのデータなどについても、PCのハードディスク(45.9%)、スマートフォンの内部ストレージ(62.7%)に保存している人が多く、今後もクラウドの需要は増えていく可能性に期待しているという。