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ヤフー、マイナポータル連携開始。罹災証明や介護手当をオンライン申請

ヤフーは、生活に必要な情報を自治体ごとに確認できる「Yahoo!くらし」(スマートフォン版)と、内閣府による「マイナポータル」と連携を開始。29日から行政手続きのオンライン申請サービスをベータ版として提供開始した。

マイナポータルは、子育てや介護など、行政手続の検索や申請などができるオンラインサービス。マイナポータル連携では、「Yahoo!検索」から、「罹災証明」や「介護手当」など行政手続きを検索し、Yahoo! JAPAN IDの登録住所から自動で自治体を判定。自治体別のオンライン申請に進める。

必要な手続きをYahoo!検索で検索し、オンライン申請が可能な場合、「オンラインで手続きを行う」ボタンが表示され、ボタンをタップすると、Yahoo!くらしの該当手続きに関する詳細情報ページが表示される。

そこで、スマートフォンで撮影した必要書類を添付し、連絡先や氏名、住所などの申請者情報、申請年月日や世帯主情報などの申請情報を入力。Yahoo! JAPAN IDにログインしている場合、氏名、住所、連絡先、性別が自動で入力される。続いて、Yahoo! JAPANアプリでマイナンバーカードを読み取り、電子署名を行なうと、申請先の自治体に入力内容が送信される。

自治体が受領後、マイナポータルが提供する行政サービスの検索やオンライン申請ができるサービス「ぴったりサービス」からメールが届く。

電子署名時には、Yahoo! JAPANアプリのインストールが必要。また、申請情報や署名情報は行政機関に通信を行なうのみで、Yahoo! JAPANでは保持しない、

まず、子育てや介護、被災者支援などの分野において申請を開始。標準様式の対象手続きは6月29日に25件、6月30日に6件、近日中に15件が追加され、対応する自治体や行政手続きを順次拡充。ヤフーでは、日本の行政におけるDX化や社会課題の解決を目指し、内閣府と連携を強化していく。