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オリンピックチケット、再抽選で91万枚削減。陸上やサッカーなど

東京2020組織委員会は23日、観客数の上限決定にともなう観戦チケットの取り扱いについて発表した。

21日に、日本政府のイベント開催制限を踏まえ、全ての会場において観客数の上限を「収容定員の50%以内で1万人」と決定した。チケットはすでに約363万枚が販売されているが、この上限を適用すると収容人数は約272万枚となり、約91万枚の削減が必要となった。

そのため、一部の競技では再抽選が行なわれる。再抽選で外れた場合は、入場できず払い戻しを行なうこととなる。

再抽選を行なうセッションは全体の1割強で、具体的には、陸上と野球が各16セッション、サッカーが30セッション、ゴルフとラグビーとサーフィンが各8セッションなど。

7月6日未明に再抽選を行ない、結果は公式チケット販売サイトの「マイチケット」のステータスで表示。当選の場合「有効(利用可)」と表示され、落選の場合は「無効(利用不可)」と表示され、返金の対象となる。無効となった場合には、払い戻しに関する詳細を大会終了後に購入者の登録メールアドレス宛に連絡し、順次返金作業を実施する。

有効と表示されている場合にも、希望に応じて払い戻し受付を実施。払い戻しは7月6日から15日午前11時59分まで受付する。

感染対策ガイドラインも公開

また、チケットホルダー向けの感染対策ガイドラインも公開。マスクの着用やフィジカルディスタンスの確保を呼びかけているほか、大声での会話や応援、他の観客との接触行為(ハイタッチ等)を控えるよう求めている。

入場時に体温が37.5℃以上の場合は、入場不可。また、PCR検査で陽性となり、発症日から10日未満かつ症状軽快後72時間以内の人や、濃厚接触者として自宅待機中の人や同居中の家族の濃厚接触者として自宅待機中の人も入場不可。また、マスク非着用の人も入場不可(乳幼児除く)。

会場で飲食を行なう場合は、会話を控えて飲食後すぐにマスクを着用する「マスク飲食」とする。また会場でのアルコール飲料の持ち込みや飲酒は不可。観戦後も退場時間帯の分散や、直行・直帰を要請している。