「みずほe-口座」への自動切替延期。2月末のシステム障害受け

みずほ銀行は、2月下旬から3月上旬の実施を予定していた、1年以上通帳へ記帳していない口座の「みずほe-口座」への自動切替を、当面見合わせると発表した。2月28日に発生したシステム障害を受けての決定で、再開時期は未定。

みずほe-口座とは、個人・法人を対象とした通帳・入金帳を発行しない口座。個人に対しては通帳発行の代わりとして、「みずほダイレクト」で最大10年間分の取引明細が確認できる「みずほダイレクト通帳」を提供する。

法人の場合は、インターネットバンキングで利用明細を確認可能。また、通帳を発行せず取引明細を「リーフ(預金取引明細表)」にて提供するリーフ口口座に切り替えることで、各種取引明細がWeb上で確認できる「みずほWEB帳票サービス」を利用可能となる。

みずほe-口座への自動切替は、毎年1月末時点で1年間以上記帳取引のない口座を対象に自動的に実施されるもので、2月下旬から3月上旬にかけて複数回実施することを予定していた。

しかし2月28日にみずほ銀行において、一部の取引が利用できなくなるなどのシステム障害が発生。このシステム障害を受け、取引の確実な取り扱いに万全を期すため、実施のタイミングを当面の間、見合わせることとした。

なお、定期預金口座の一部は、みずほe-口座に切替となっている。