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みずほ銀行、邦銀初のデータビジネス「Mi-Pot」

みずほ銀行は10日、邦銀初のデータビジネスとして、法人や自治体を対象に、統計データとオープンデータ(各種統計データ)、外部データを組み合わせた統計データ販売サービス「Mizuho Insight Portal(Mi-Pot/ミーポット)」を開始した。

5月の銀行法改正に伴い、銀行が付随業務としてデータ提供ビジネスの取り扱いが可能となったことを受け、同行が保有するデータを統計データとして加工し、データプラットフォームサービスとして提供する。統計データは、統計加工した後の情報で、個人が特定されることはないとしている。また、顧客の申し出に応じ、統計加工の対象から除外することも可能。

統計データは、みずほ銀行が保有する年収データ、支出・消費データ、ATM利用状況等をもとに、年代・性別等の同じ分類ごとに集計。「生活の中で行き来するお金の動きを統計的に把握できる」という。同データを法人が持つデータと組み合わせて、事業戦略の策定やマーケティング分析等の活用を目指す。例えば、マーケティング対象としたい地域ごとに、年収・消費の状況やその変化を把握したり、今後の消費動向の見える化などに活用する。

Mi-Potは、Webサービスとして展開し、NTTデータのSaaS/PaaS型クラウドサービス「Qlik Managed Service on A-gate」を活用する。