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JリーグとDAZNの放映権契約2028年まで延長

DAZNとJリーグは、既存の10年間のパートナーシップを2028年まで2年延長。「従来のスポーツ放映権モデルを再定義するべく新たなパートナーシップを締結した」としており、延長された期間によってDAZNの単年の固定放映権料平均金額が減額されるなか、「JリーグがDAZNの日本における継続的な成長からの恩恵を受けることを可能とするプロフィットシェアモデル」になっているという。

これは、「近年の音楽業界で音楽レーベルとストリーミングサービスが各ステークホルダーに利益をもたらすという成熟した商用モデルにインスパイアされている」というもので、「権利元とコンテンツ配信業者、双方に成長と進化をもたらす、新しい関係性を築くモデル」で、「固定された放映権料に縛られた往来のモデルではない、革新的なもの」だという。

DAZN Group Acting CEOのジェームズ・ラシュトン氏は、「今回の合意内容は、目的の達成に向けた近代的な形であり、この革新的でより深いパートナーシップを通してJリーグとの関係をより近いものとします。両社の発展のためにこれまでとは違う形であるリスク・リワードに基づいた提案により、Jリーグとのパートナーシップの延長に至ったことは、今後のスポーツ権利ビジネスに新たな形をもたらし、その先駆者となれることを誇りに思います。DAZNの有料会員数も、ライツパートナーのみなさまのご尽力もあり、年内には新型コロナウイルスによるスポーツ中断期間前のレベルまで戻る予定です」とコメント。

日本プロサッカーリーグの村井満チェアマンは、「コロナ禍という大きな難局を共に乗り切るため、JリーグとDAZNは密に連携してまいりました。お互いがお互いを成長させていくという強い信頼関係のもと、今回新たなパートナーシップが実現したと感じています。Jリーグの新たな取り組みを加速させ、ファン・サポーターの皆さまにより魅力的なJリーグを届けていきたいと思います」とコメントしている。

さらに、ジェームズ・ラシュトン氏は、「私たちの新しいパートナーシップ戦略は、DAZNやパートナーにとってのアフターコロナの成功に向けた取り組みの一部です。DAZNはグローバル展開に向けて、コアマーケットへの事業注力と、ライブスポーツのみならずオリジナル番組の拡充にも取り組んでまいります」とのこと。

DAZNは今後の成長に向けて既存のコアマーケットの事業拡大に力を入れており、今年中には200以上の国と地域でグローバル展開をしていく予定。