3Dプリンター活用のカーボンファイバースポーツバイク「Superstrata」

AREVOは、自社の3Dプリンターを活用したオーダーメイドユニボディ カーボンファイバー製スポーツバイク「Superstrata(スーパーストラータ)」の予約キャンペーンを7月14日からクラウドファンディングサイトの「Indiegogo」で開始した。スポーツバイクの「Superstrata Terra」が2,799ドル(約30万円)、e-bikeの「Superstrata Ion」が3,999ドル(約43万円)。出荷時期は12月予定。

Arevoは、連続CFRP複合材製品の設計と製造を自動化する3Dプリンターを開発・販売しているシリコンバレーのベンチャー企業。通常のフレームは何十個のパーツを接着・溶接、ボルト等での固定により製作されるが、Superstrataでは3Dプリントすることにより継ぎ目や連結がないユニフレーム構造を実現。カーボンバイクの軽さと耐衝撃性を両立させたという。シートポストにも同じカーボンファイバーを採用し、振動吸収性を高めている。

また、専用サイトから身長、体重、腕や脚の長さなどの体型情報、ライディングポジション、好みのオプションなどを入力することで、約50万通り以上の組み合わせから自身に合った自転車にカスタマイズ可能。オーダーメイド・カーボン製バイクの市場価格の約1/5から購入可能とする。

Superstrata Terraは、ユニボディのフレームに11段の変速機を搭載したスポーツバイク。Superstrata Ionは、Terraより若干太いフレームの中にバッテリーを搭載したe-bikeで、2時間の充電で約90kmの走行を可能にする。