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ドコモ、建物を目印に音声ナビ「新感覚ナビ」を無料提供

NTTドコモは、AIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」に、移動中に見える建物などの目印に沿って案内する音声ナビゲーション機能「新感覚ナビ」を追加。3月26日から無料で提供開始した。

「my daiz」は、利用者の行動や状況を学習し、利用者にあった情報やサービスをスマートフォンに届けてくれるAIエージェントサービス。「新感覚ナビ」では位置情報を活用し、「おでかけ」をサポートする。ドコモの回線契約がなくても利用可能だが、利用には「dアカウント」が必要。iOSとAndroidアプリが用意される。

新感覚ナビの特長は、豊富な建物情報を活用し、「地図を見ながらの音声案内」ではなく、「地図を見なくても安心のきめ細かな音声案内」を行なうこと。「人が寄り添っているかのように行きたい場所まで案内する」としている。

「my daiz」地図を見なくても安心の音声ナビ PR用

ゼンリングループと連携し、全国約3,800万件の豊富な建物情報と高度なナビゲーションエンジン活用。移動中に見える建物などの目印に沿った案内情報を生成し、その情報をmy daizで音声に変換し、適切なタイミングで案内する。

「ここから溜池水族館まで案内して」「近くのカフェに行きたい」など、「my daiz」に話しかけて目的地が設定され、ルートを検索。距離と所要時間を表示する。移動手段は、クルマと徒歩の2種類に対応し、それぞれに最適な音声案内を行なう。

例えば、「南東方向に進みます」ではなく「山王スーパーが見える方向に進みます」、「しばらく道なりです」ではなく「右側に溜池書店が見えるので通り過ぎます」と、目の前の景色にあるさまざまな建物情報を使ってきめ細かに案内する。

また、進行方向についても、「いま進んでいる方向で合っています」「横断歩道を渡ります」などとフォローする。

新感覚ナビの導入により、おでかけのサポートに加え、「歩きスマホ」解消も狙う。