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「フリマ引越」登場。不要品を送るだけでラクマに出品代行
2019年11月25日 13:55
フリマアプリ「ラクマ」、引っ越しシェアリングサービス「Hi!MOVE」、宅配型収納サービス「カラエト」の3サービスが連携し、引っ越しの際に発生する不要品を専用ダンボールに詰めて送るだけでラクマに代行出品できる「フリマ引越」を11月25日より開始する。
フリマ引越は引っ越しサービスとフリマアプリ出品代行サービスをワンストップで利用できるサービス。
Hi!MOVEで引っ越しを申し込む際に、フリマ引越への申し込みが同時に選択可能になる。フリマ引越に申し込むと、カラエトから送られてくる専用ダンボール(140サイズ)に、不要品を入れて返送するだけで、カラエトがユーザーに替わってラクマへ出品。取引が成立した場合は、送料と手数料を差し引いた金額がユーザーに振り込まれる。
不要品を送る際の送料は無料。サービス期間は、ラクマに出品された月から翌月末まで(最大2カ月)で、管理費等も発生しない。商品が売れた場合は、1品につき代行送料(一律880円)と代行手数料(売上金から代行送料を除いた金額の30％)を差し引いた金額がユーザーに振り込まれる。
サービス期間中に取引がなかった商品は、カラエトのサービスに移行。そのまま保管し続けるか、自宅に返送するかを選択できる。保管する場合は1カ月無料で、それ以降は月額550円。返送する場合は送料880円が発生する。
Hi!MOVEを運営するGLIDEの代表取締役 荒木孝博氏は、引っ越し業者に行なって欲しいサービスについてアンケートを実施した結果、「不要品の買い取りや廃棄」が一番多かったことや、不要品処分の方法についての調査で、ゴミ回収に次いで「リサイクルショップ」「フリマアプリ」が上がったことから、連携に至ったとした。引っ越し代金が高騰していることから、不要品の売却を手軽にすることで、引っ越しの負担を減らすことを目指す。
カラエトのユーザーはマンション住まいの女性が多く、預けられているものはファッションが60%を占めるという。カラエトを運営するトランクの代表取締役 松﨑早人氏は、カラエトのサービスで撮影された写真を使ってラクマに出店している人が多く、Hi!MOVEは1LDKの単身の引っ越しをメインターゲットとしていることから、ラクマ、Hi!MOVEのどちらとも親和性があるとした。
ラクマ事業開発シニアマネージャーの土屋信博氏は、家に眠っている不要品が顕在化しやすい「引っ越し時」に、ユーザーが手間や不安を感じやすい「出品」「配送」「取引」を解決するサービスを提供し、年間7兆円規模で発生するという不要品をラクマの経済圏に取り込むとした。
