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SBI、福島銀行に出資。共同店舗運営を検討

SBIホールディングスは11日、福島銀行と資本業務提携を行なうことを発表した。SBIホールディングスが総額11億1千万円出資する。SBIによる地方銀行への出資は、島根銀行に次いで2行目。

SBIグループは、地域金融機関の活性化を通じて地方創生に貢献するべく、様々な取り組みを進めているという。直接出資することで、地域金融機関の事業運営をより積極的に支援する取り組みを推進。連携を通じて、地域の利用客の資産形成や地元企業の生産性の向上を図る取り組みを支援するなど、地域経済の活性化を実現させ、地方創生に貢献することを目指す。

業務提携では、SBIマネープラザとの共同店舗の検討、SBI証券との金融商品仲介業サービスの強化、住信SBIネット銀行の銀行代理業の検討等を通じ、福島銀行の利用客にSBIグループの金融商品・サービスを提供する。共同店舗の運営は2020年1月を目途に実現を目指す。

また、マネータップ、SBIネオファイナンシャルサービシーズ、SBI FinTech Incubationなどが提供する新規技術の導入を通じた福島銀行の顧客利便性の向上及びコスト削減。SBIグループのアセットマネジメント事業による運用資産の受託(資産運用の見直し及び入替え)を通じた福島銀行の収益力強化などを進める。

SBIホールディングスが引き受ける株式は普通株式500万株で、出資後の議決権比率は17.91%。SBIアセットマネジメントが運用するSBI地域銀行価値創造ファンドは福島銀行の普通株式373,200株を保有しており、出資後のSBIグループの議決権比率は19.25%となる。