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Google検索が強化、文脈に沿って自然な回答。英語から順次

Googleは25日(米国時間)、Google検索に新たな自然言語処理手法「BERT」を採用し、検索者の意図や文脈に沿った検索に対応した。「過去5年間で最大の飛躍」としており、英語から対応を開始し、順次言語を拡大していく。

BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)は、機械学習を用いた自然言語処理技術。長い会話型のクエリや、forやtoなどの前置詞に複数の意味を持つ場合でも、検索クエリの文脈を理解してより自然な回答を得られるという。

例えば、「2019 brazil traveler to usa need a visa(2019年ブラジルからの米国旅行にビザは必要か)」という検索は、従来はtoの接続を解釈できず、米国民がブラジル旅行に関する検索結果を返してたが、BERT検索ではブラジルからの米国旅行に関する情報を表示するようになる。

2019 brazil traveler to usa need a visa

また、英語の学習成果を多くの言語でも展開可能な点もBERTの特徴としており、韓国語やヒンドゥー語、ポルトガル語の検索で、多くの改善が図れるという。