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富士通、スーパーでレジに並ばずに買い物できるスマホPOSアプリ

店内での利用イメージ

富士通とユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は、スーパーマーケットの実店舗で、来店客がレジに並ぶことなく、スマホだけで買い物できるスマートPOSアプリ「USMH公式モバイルアプリ」と、それを支える基盤システムを共同で開発。スーパーマーケット「カスミ」の一部店舗で対応した。

USMH公式モバイルアプリは、スマホのカメラを活用した購入商品登録と、キャッシュレス決済機能を搭載。対象店舗は、カスミ 筑波大学店とカスミ本社1階の「KASUMI LABO」の2店舗。

アプリ画面イメージ

アプリの利用には、クレジットカードの登録が必要。対象店舗にチェックインし、店舗で商品のバーコードをアプリで読み取り、購入リストに商品を登録すると、レジに並ばずに会計画面から決済できる。決済後は、スマホに表示されるQRコードをサービスカウンターに設置されたコードリーダーにかざすことで完了し、次回の買い物が可能となる。

店舗従業員にとってはレジ業務の負荷軽減が見込まれ、より付加価値の高い接客などの業務ができるとしている。

アプリの基盤システムには、マイクロサービスアーキテクチャーを採用。拡張性の高いプラットフォームで、必要に応じて機能の追加、連携ができるという。今回、スマートPOSアプリ向けに既存の商品、価格マスタと連携するAPIや販売管理システムなどを基盤システム上に開発。利用者のなりすまし防止に向け、基盤システム上に二段階認証による利用登録機能を実装し、安全性を高めたとしている。

両社は今後、11月以降にアプリの対象店舗をカスミの各店舗に順次拡大。アプリの機能拡充を図り、2020年度以降にU.S.M.Hグループ各社への展開を目指す。