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ザ・ノース・フェイス、YKKの新型ファスナー採用のGTXジャケット

ゴールドウインは、「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」から、新型ファスナー「AiryString」を採用した秋冬シーズン製品「GTX Nuptse Jacket」、「GTX Denali Jacket」を10月25日よりザ・ノース・フェイスの直営店7店舗で発売する。価格はGTX Nuptse Jacketが88,000円、GTX Denali Jacketが55,000円。

GTX Denali Jacket(左)、GTX Nuptse Jacket(右)

AiryStringは、YKKとJUKIの共同開発によって生まれた、ファスナーテープを排しファスナーのかみあう部分である「エレメント」とファブリック(服地)を一体化させた、開け閉めの操作がスムースなファスナー。また、ファスナーテープを排したことで、軽量化している。

さらにファスナーと生地の一体感が出るため、デザイン面ですっきりとした印象になるという。生産工程の面では、縫製の際にエレメントを布地に直接縫い付けられるため、従来必要なステッチ工程が省け、縫製の作業工程を簡略化可能としている。

通常のビスロンファスナー(上)とAiryString(下)。YKKより

GTX Nuptse JacketとGTX Denali Jacketは、AiryStringを採用することでしなやかな風合いを出しながら、ザ・ノース・フェイスがアウトドアウェアで培ってきた機能を投入。デザイン性と機能性、着心地を併せ持った製品に仕上げたという。

ダウンジャケットのGTX Nuptse Jacketは、ダウンに、身体が発する遠赤外線のエネルギーを利用して保温効果を発揮する光電子をブレンドした中わたを使用。表地は防水膜のメンブレンを表面に露出させることで軽量性、撥水性を向上させたGORE-TEX INFINIUM インシュレイテッドシェルを採用。

GTX Nuptse Jacket

肩切り替えや袖裏には、耐摩耗性を考慮したビーズ転写で強度を与え、バッフルの縫製はフラットなシームシーリング加工を施した後に接着。縫い目からの雨水の浸入を抑えながらダウン抜けも抑制するという。

カラーはK(ブラック)のみ。サイズはS、M、L、XL、XXL。素材は、身生地がGORE-TEX INFINIUM ガーメント WITH PERSISTENT BEADING テクノロジー(表:ePTFE、裏:ナイロン100%)、中わたはCLEANDOWN光電子ダウン(ダウン72%、レーヨン20%、フェザー8%)。

フリースジャケットのGTX Denali Jacketは、革素材のようなしなやかな風合いと裏(内側)の起毛により、薄手ながら軽量で温かみがありという。防風性・透湿性を持ったGORE-TEX INFINIUM ソフトラインド シェルを採用。肩切り替えや袖裏のエルボーパッチには、定番商品で使用している撥水素材を用い、耐摩耗性を考慮しているという。

GTX Denali Jacket

カラーはK(ブラック)のみ。サイズはS、M、L、XL、XXL。素材は、身生地がGORE-TEX INFINIUM ガーメント WITH PERSISTENT BEADING テクノロジー(ポリエステル100%)、布帛部分はナイロン100%。