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JR西、駅ナカのモバイルオーダー化に向けショーケース・ギグと提携

JR西日本は、モバイルオーダープラットフォーム「O:der(オーダー)」を手掛けるShowcase Gig(ショーケース・ギグ)と資本業務提携契約を締結。ショーケース・ギグは西日本エリアにおいて事業展開を進める。

ショーケース・ギグは同時に、JR西日本の子会社のJR西日本イノベーションズから出資を受けたことを発表した。調達額は非公表だが、数億円と見られる。

JR西日本イノベーションズ 代表取締役社長 和田裕至氏(左)とShowcase Gig 代表取締役 新田剛史氏(右)

ショーケース・ギグはこれまでJR東日本グループ、JR九州グループとも資本業務提携しており、JRグループとの資本業務提携は3社目。JR東日本・JR九州・JR西日本の3社と資本業務提携したスタートアップ企業は初としている。

ショーケース・ギグでは、JR東日本とJR九州の各エリアにおけるモバイルオーダープラットフォームの導入および店舗デジタル化に取り組んできている。

JR東日本グループとショーケース・ギグが共同開発したセルフ注文端末「O:der Kiosk」(左)、およびモバイルオーダーサービス O:der(右)

JR西日本グループでは、「中期経営計画 2022」の中で掲げる、まち全体の価値向上を目指すうえで、駅ナカおよび駅ビルを中心とした商業施設の待ち時間の解消など、利用者の利便性向上を課題とする。

ショーケース・ギグは今回の提携により、モバイルオーダーをはじめとした実店舗へのデジタルプラットフォームの提供を通じて、JR西日本グループが運営する商業施設での待ち時間解消や事前予約・決済など、利用者の利便性向上を目指す。

なお、JR西日本グループとショーケース・ギグはこれまでにも、ショッピングセンター共通ポイントおよびおまとめアプリ「WESPO(ウエスポ)」を共同開発し、9月4日にリリースしている。

WESPO