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JT、増税でたばこ価格改定。プルーム・テックは据え置き、エスは値上げ

JTは、10月1日からの消費税率引上げ等に伴う、たばこの小売定価改定の認可申請を財務大臣に対し行なったことを発表した。加熱式たばこ「プルーム・エス」4銘柄を含む、計115銘柄が対象。

紙巻たばこは、一部を除き1箱当たり10円の値上げを実施。「ウィンストン」、「キャメル」等、価格を据え置く銘柄もある。また、10月以降売り尽くしをもって販売を終了することが発表されている「わかば」、「エコー」、「ゴールデンバット」は、それぞれ360円から450円、350円から440円、330円から420円に値上げとなる。

加熱式たばこに係るたばこ税については、2018年度税制改正により、2018年10月1日から2022年10月1日までの期間において段階的に従来と異なる課税方式が導入されているという。

JTでは、加熱式たばこ市場における競争環境や利用者の価格に対する受容性等を総合的に勘案。低温加熱式の「プルーム・テック」、「プルーム・テック・プラス」のリフィルは据え置き、高温加熱式の「プルーム・エス」のたばこスティックは10円の値上げを実施する。

申請を行なった銘柄数の内訳は、紙巻たばこ102銘柄、葉巻たばこ3銘柄、パイプたばこ3銘柄、刻みたばこ3銘柄、加熱式たばこ4銘柄。財務大臣の認可を受けた後、10月1日より引き上げられる。