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イオン九州とソフバン、ネットスーパーで夜間配送+ドライバーマッチング

イオン九州とソフトバンクは、夜間配送の需要調査として、イオンショッパーズ福岡店のネットスーパーの注文品を、夜間22時から23時を含む時間帯に利用者宅へ配送する実験を6月から実施。これに加えて、配送する業務を、地域の配送ドライバーとマッチングするシステムの実証実験を行なう。

実証実験の様子(イオンショッパーズ福岡店)

取り組みは、物流の効率化を目指した、利用者宅までの商品配送業務(ラストワンマイル配送)の実証実験。共働き世帯の増加や高齢化社会の進行によるネットスーパーの需要が拡大する一方で、ネットスーパーでは、日によって変動する荷量に対しての配送車両の確保など、即日配送や夜間配送に十分な対応ができない状況にあるという課題の解決を図る。

この実証実験では、15時までの注文で当日23時までの受け取りが可能で、ネットスーパーの注文品を22時以降に夜間配送するのは、日本初としている。

配送業務のドライバーとのマッチングは、実証実験の第2段階。協業パートナーであるCBcloudの配送マッチングサービス「PickGo」を活用して、荷量に応じて必要な時に、必要な車両数だけを手配し、地域の登録ドライバーとマッチングして配送を行なうという。

これにより、これまで十分に対応できなかった、22時以降の配送需要に対応。需要に応じた配送車両の手配や配送コストの最適化、夜間も含めた利用者ニーズに合わせた配送サービスの提供、さらなる配送対応時間の拡大を目指す。