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バス・飲食店・施設のきっぷをモバイルチケット化。豊田市とジョルダン

豊田市とジョルダンは9月より、国内の自治体では初めて「観光型MaaS」のモバイルチケット「ENJOYとよたパス」の提供を開始。バス・飲食店・観光施設で利用できる企画きっぷをモバイルチケット化する。

モバイルチケット 購入イメージ

外国人観光客も含めた利用者は、多言語に対応したアプリで企画きっぷを購入できる。このきっぷによりスマートフォン1つでバス・飲食店・観光施設での利用が可能。また、目的地まで迷わず移動できることもメリットとして挙げている。

モバイルチケット 利用イメージ

販売チケットは2種類、豊田市内のバス一日乗車券「とよた1DAYパス」と、とよた1DAYパスと飲食店・観光施設等のサービスを付加した企画きっぷ「ENJOYとよたパス」。とよた1DAYパスは豊田市内で使える優待券付き。

チケット販売期間は8月28日から10月27日。チケット利用期間は9月1日から10月27日の土日祝日。

アプリは、日本語は「乗換案内」、多言語は「Japan Transit Planner」にて対応。ともにジョルダンが運営している。いずれもGooglePlayまたはApp Storeで入手できる。

また、バス乗車券は、ジョルダンが日本での総代理店契約をしているMasabiのモバイルチケッティングサービス「Justride(ジャストライド)」を採用。この技術を使った国内初の観光型MaaSとしている。

取り組みの背景は、豊田市が、ラグビーワールドカップに合わせた、国内外の観光客向けのモバイルチケットによる企画きっぷの販売・運用を検討。ジョルダンが提供するアプリを採用した。

期待される効果として、訪日外国人向けの多言語対応のバス一日券や企画きっぷを用意することによる利用の混乱や不便の軽減、観光客がラグビーの試合前後の時間を有効に使えるようにすることによる豊田市内の商店・施設への集客および地域活性化を挙げている。