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ソニー不動産、SREホールディングスに社名変更

ソニー不動産は、6月1日に社名を変更する。新社名は「SREホールディングス株式会社」。

ソニー不動産は、2014年4月に設立以来不動産事業を中心に事業活動を行なってきた。2015年にヤフーとの共同事業「おうちダイレクト」を開始し、ITプラットフォーム事業にも進出し、「不動産価格推定エンジン」を中心にAI技術を積極的に活用。さらに2018年からはAI技術を自社の不動産事業だけでなく、様々な業界の他の事業者に積極的に提供する子会社SRE AI Partnersを設立し、AIソリューション事業も本格的に開始した。

そのため、設立5周年となるタイミングで、創業時からの不動産事業にITプラットフォーム事業、AIソリューション事業を加えた、三つの事業で展開することを決定。社名も不動産事業の枠にとどまらない「SREホールディングス」に変更する。本社も創業地の銀座から、青山に移転している。

今後の事業は、AIとコンサルティングを組み合わせた「AIソリューション事業」を推進。AIaaS型月額課金モデルであるAIソリューションクラウド事業と、データ診断コンサルティングを通じ、AIエンジニアが不在の企業においてもAI予測モデルの生成を可能とする。

また、個人の不動産所有者が物件を売り出せる「おうちダイレクト」において、不動産仲介業務の川上から川下までのプロセス(査定・媒介・販売・契約)をAIやITによって一気通貫で支援。この法人向けプラットフォームサービスのオープン化も進めていく。不動産事業は、アセットソリューション事業を発展していく。

なお、SREホールディングスという社名に変更するが、今後もソニーグループとして信頼性を維持し発展していくことを目指す。そのため、「私たちはソニーグループです」というフレーズを、社名やブランドロゴに使用していく。