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書籍や文化財、放送番組等を横断検索できる「ジャパンサーチ」が試験公開

日本が保有するさまざまな分野のコンテンツの所在情報を横断的に探すことができるサービス「ジャパンサーチ」(試験版)が2月27日に公開された。国立国会図書館や国立公文書館、VIPO、NHKなどのデータベースと連携し、書籍や文化財、メディア芸術などの様々なコンテンツのメタデータを一覧検索できる「国の分野横断統合ポータル」を目指す。

連携期間は、国立国会図書館、国立文化財機構、国立国語研究所、国立科学博物館、国立民族学博物館、人間文化研究機構、国文学研究資料館、文化庁・国立情報学研究所、国立公文書館、NHK、VIPO(映像産業振興機構)、総合地球環境学研究所、国立美術館。2月27日時点で、36のデータベースから約1,697万件のデータを検索できる。

各機関が保有するコンテンツのメタデータをまとめて検索可能とすることで、コンテンツの所在を明確化し、日本のデジタル情報資源を見つけやすくし、国全体として有効に活用されていくことを目指す。2020年の正式版公開を目標に、ジャパンサーチのシステムの開発と連携データの拡充を進める。

ジャパンサーチは、「デジタルアーカイブジャパン推進委員会及び実務者検討委員会」(事務局:内閣府知的財産戦略推進事務局)の方針のもと、各機関が連携・協力。国立国会図書館が試験版を運用している。