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セブン銀行、おつり投資のTORANOTECと20億円の資本提携

セブン銀行と、資産運用とアプリ開発・運営を行なうTORANOTEC(トラノテック)は、事業拡大に向けた戦略的パートナーシップを前提とする20億円の資本提携契約を締結した。TORANOTECは、おつりで投資サービス「トラノコ」を、子会社を通して提供している。

トラノコとは、クレジット・カードや電子マネー等の日々の買い物データから算出される買い物のおつり分を投資できるアプリサービス。3つのファンドから1つを選ぶだけで、世界中の株式・債券等に5円から1円刻みで分散投資できるほか、ポイントでの投資等の機能を搭載。TORANOTECの完全子会社、TORANOTEC投信投資顧問が提供している。

セブン銀行はTORANOTECの設立初期からの株主で、両社は「リアルおつり投資」実証実験プロジェクトなどで協力してきた。

今回の出資でさらに強固なパートナーシップを確立することで、トラノコを日々の消費生活とさらに一体化した魅力的なサービスに発展させ、様々な形での業務提携の可能性を共に追求するとしている。

セブン銀行 代表取締役社長 舟竹 泰昭氏は「日々のお買い物の延長で、おつりやポイントを投資できるという全く新しい投資スタイルは、近くて便利なコンビニに金融を取り込んできた我々の事業戦略とも親和性が高い」とコメントしている。

また、TORANOTEC 代表取締役社長 ジャスティン・バロック氏は「資産運用が人々の生活の当たり前の一部となる世界を実現するには、スマートフォンアプリだけでなく、毎日のお買い物など『日々のリアルな生活』との一体化が極めて重要」とコメントしている。