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「ねえClova、電車遅れてる?」で運行情報が確認可能に

LINEの音声アシスタント「Clova」は17日より、ヴァル研究所が提供する交通情報API「駅すぱあとWebサービス」と連携し、電車の運休や遅延情報を教えてくれる機能が追加された。Clovaに話しかけるだけで、LINE Clovaアプリで登録した路線の運行情報が調べられる。

Clovaは、スマートスピーカー等に搭載されたLINEの音声アシスタント。「ねぇClova」と話しかけ、音声操作で音楽やニュース、天気を聞けたり、LINEと連携してメッセージのやり取りや無料通話ができる。

今回の連携で、「運行情報を教えて」、「遅延情報が知りたい」や「電車は遅れてる?」 とClovaに訊くと、どの路線がどんな理由で遅延しているのか詳しく教えてくれるという。また、「山手線の運行情報を教えて」など、路線を指定しての検索も今後実装される予定としている。

Clovaアプリでの路線の登録方法は、画面右上の歯車をタップ。路線登録を選択すると、希望の路線を検索して登録できる。対応のスマートスピーカーは、Clova WAVE、Clova Friends、Clova Friends mini。

LINE Clovaアプリ 路線設定の流れ

駅すぱあとWebサービスは、駅すぱあとが持つ経路検索機能や全国の公共交通機関データなどを利用できるWeb API。Webサービスやスマートフォンアプリなどに「駅すぱあと」の機能やデータを組み込める。

加えてClovaは、18日にClova Friends Dock(赤外線リモコン)」の「学習機能」が追加。「Clova Friends」シリーズで赤外線による家電操作が可能になるオプションで、今まで提供している型番リストではカバーしきれていなかった、発売年数が経ったモデルや最新モデルの家電操作が可能になる。

学習機能は、Clova Friends Dock(赤外線リモコン)の受信部で赤外線タイプのリモコンから直接信号を記録し学習できる仕組み。これにより、テレビ、照明、エアコンの発売年月に関わらず、赤外線による家電の操作が実現する。

さらに、20日にはリンナイとホームIoTサービス「Clova Home」が連携開始。これにより、「Clova」搭載デバイスに「ねぇClova、給湯器 お湯はりして」や「ねぇClova、給湯器 おいだきして」と話しかけるだけで、リビングや自室から、お風呂の操作などが可能になる。また、床暖房のON/OFF操作についても今後順次対応予定としている。